インターネット上で取引される仮想通貨「ビットコイン」が8月に続いて再び分裂する見通しだ。国内の取引所は一部で取引の一時停止を予定しているほか、分裂後の新通貨の扱いについて対応が分かれるとみられ、混乱が起きる可能性がある。ビットコインの価格は分裂前後に乱高下しそうだ。

 今回の分裂は、ビットコインの取引記録の管理を手掛ける香港の事業者らによるものだ。従来のビットコインの取引記録を基にして今月25日に枝分かれさせ、新たな仮想通貨「ビットコインゴールド(BTG)」を誕生させる計画を明らかにしている。

 取引記録の管理は現在、特定の装置を持つ事業者が有利に進められる状況だが新通貨では幅広く参加できると…
https://mainichi.jp/articles/20171022/k00/00m/020/078000c