総務省は18日、Wi―Fi(無線LAN)機器の利用者に対し、ソフトウエアを最新のものにアップデートするよう呼びかけた。通信で使う暗号化方式「WPA2」で、データが盗み取られる可能性のある欠陥が見つかったため。欠陥を悪用した攻撃や被害は確認されていないが、今後盗聴などの可能性があると指摘した。利用者にメーカーが配布する修正ソフトを導入するよう求めた。

 WPA2はスマートフォンや家庭用の無線LANルーターなどで広く使われている。安全性は高いとされてきたが、16日にベルギーの研究者が欠陥を指摘、世界で対応が始まっている。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO22404860Y7A011C1EE8000/