http://www.sankei.com/west/news/170525/wst1705250020-n1.html

米国の新工場開所式でテープカットをするダイキン工業の井上礼之会長(右から3人目)ら=24日、米テキサス州ヒューストン近郊(共同)
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 ダイキン工業は24日、米南部テキサス州ヒューストン近郊で新工場の開所式を開いた。東京ドーム約43個分に当たる約200万平方メートルの敷地に米国の既存4工場を集約し、最新の生産技術を導入。投資額は約4億5千万ドル(約500億円)に上る。世界最大の空調市場である米国の中核拠点と位置付け、首位グループの一角に食い込むシナリオを描く。

 新工場では、住宅用から業務用まで幅広いエアコンを製造。昨年10月から順次生産を始めており、平成31年3月末までに4工場の移管を終える予定。この拠点に開発と生産、営業の機能も集め、米国市場に適合した商品開発や営業戦略を進める。

 開所式に出席したダイキンの井上礼之会長は「米国で投資と雇用の創出を続け、発展に貢献していきたい」と語った。 今後は省エネ技術を搭載した商品開発に力を入れ、31年3月期に米でのグループ売上高を6900億円に伸ばす計画だ。(共同)