https://mainichi.jp/articles/20170525/k00/00m/020/156000c

会員限定有料記事 毎日新聞2017年5月24日 22時35分(最終更新 5月24日 22時35分)

 政府系金融機関の商工中金が国の制度融資で不正を行っていた問題で、金融庁などは24日、立ち入り検査に着手した。
これから融資書類の改ざんなどが全国的に行われるなど不正に至った原因の特定を進める。検査結果次第では追加の行政処分が下る可能性もある。

 同日午前9時5分ごろ、金融庁の検査官約10人に経済産業省、財務省の担当者数人を加えた金融庁主導の検査チームが東京都中央区の商工中金本店に入った。
今後は支店にも調査対象を広げ、商工中金関係者から不正に至った経緯や内部管理体制などを聞き、不正の原因を特定し、今後の業務改善につなげる。

 これからの焦点は、検査結果により追加の行政処分が下されるかどうかだ。新たな不正や問題が明らかになり…