Markets | 2017年 05月 19日 00:21 JST
[ロンドン 18日 ロイター] - ブラジルのテメル大統領に汚職関与疑惑が浮上したことを受けて、
18日の金融市場では、同国の国債保証コストが1月以来の水準に上昇、通貨レアルが急落している。

マークイットによると、ブラジルの期間5年のクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)は68ベーシスポイント(bp)急上昇し274bpをつけた。

レアルはドルに対し7%急落。

同国のドル建て国債も軒並み売られた。トレードウェブによると、2045年償還債は4.250セント下落し、
3月以来の安値となる額面1ドル当たり86.425セントとなった。

ブラジルのグロボ紙は17日、テメル大統領が汚職事件で逮捕されたクーニャ前下院議長に口止め料を支払うことを承認していたと報じた。
ブラジル食肉加工大手JBSのジョエスレイ・バチスタ会長が司法取引に応じて明らかにしたとしている。

http://jp.reuters.com/article/brazil-corruption-markets-cds-idJPL4N1IK4RY?il=0