Tesla Motors(テスラモーターズ)は、2016年の10月に屋根に取り付けるタイル状のソーラーパネル「ソーラールーフ」を発表しました。4種類のデザインの中にはシックなものから瓦風のものまであり、従来の「太陽光発電パネル」のイメージとはまったくもって異なるオシャレなデザインに人々が興奮したわけですが、そんなソーラールーフがついに予約受付を開始しました。

ソーラールーフについて書かれたブログ投稿もとにかく「買わなきゃ損だよ」と叫ぶかのような自信に満ちあふれています。日本では未対応ですが、注文ページで住所を入力するとグーグルの提供するProject Sunroofを利用してどれくらいの電力を今後30年間生み出すことができるのかを計算するサービスも。

試しにニューヨークの自分の住所を入力してみたところ出てきたのがこちらの結果。
http://www.gizmodo.jp/images/2017/05/20170510tesla1.jpg

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今後30年間に得られる電力の価値=4万1000ドル(約470万円)
ソーラールーフの設置費用=-3万1100ドル(約360万円)
パワーウォール・バッテリーの費用=-7000ドル(約80万円)
税金控除=1万500ドル(約120万円)
30年間の収入=1万3400ドル(約150万円)
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ちょ、ちょ、説得力ありすぎです。うっかり注文のクリックを押したくなりましたが、予約をするには1,000ドル(日本では11万1130円)の支払いが必要なのと、借家なのを思い出して踏みとどまりました。しかし州ごとに異なるはずの太陽光発電の税金補助までちゃんと掲載してくるあたりが本気です。もしもこの計算通りにいくとすれば、「普通の屋根タイルを買うよりも安上がり(どころか得)」ということになるわけです。

ページをさらに下がって読むとさらっと書かれているのがタイルの永久保証。そう、絶対に壊れない自信があるんですね。こちらはCEOのイーロン・マスクがInstagramに投稿した、最高レベル(クラス4)の雹の衝撃を加えたときのテストの様子。
https://www.instagram.com/p/BT7HVS3AZ4q/

通常の屋根用タイルが砕かれる様子もウェブサイトでは紹介されています。ソーラールーフにはヒビすら入っていませんね。

永久保証はタイルのガラス部分に対するもので、電力供給機能に対する保証は30年となっています。また雨漏れといった天候被害に対する保証も30年とのこと。
http://www.gizmodo.jp/2017/05/tesla-solar-roof-order.html