“日本病”の実態〜英国人元アナリストが警鐘
30年以上日本で暮らし、日本経済を見つめてきたイギリス人の元アナリスト、デービッド・アトキンソンさん。
「日本人の労働者のスキルは世界一高いんです。
だけども、先進国の中で一番下の生産性しかあげていない。
あんなに一生懸命働いていて、あんなに色んなスキルを持っているにもかかわらず、経営者がそれをいかせていない。
いかせていないから、所得が上がらない。
所得が上がらないから税金も納めない。
税金を納めないから、国としては格差社会の緩和ができない。
年金も介護も医療も払えなくなっていって、子どもも貧困にある状態だけれども、ある意味で、この高いスキルなのに、ここまでの生産性しかできていない日本の経営者は、奇跡的な無能なんですね。