2月のある日
Fや部長はDMのTを呼び出した。

”なんですか、部長”
TDMはFやよりも年上だ。
”Tさん、Tさんの去年の評価なんやけど、、、”
”どうしたんですが、部長”

”あまり、よくないんや”
”でもな、わしがうまくやってやるさかい、言うこと聞いてくれんか?”

”ちょっと待ってください。確かに両製品ずっと未達ですが、そこまでは、、”
”いやな、そういう話やないんや、”
Fやは遮った。

”Tさんとこで何とかPIPを2人作ってくれんか”
突然、Fやは切り出した”

”えっ待ってください、みんな真面目に働いてますよ”
”誰をPIPにかけるっていうんですか!”

”そんなん、基本給の高いやつに決まっとるやろ”
”・・・・・Sですか?” 
Sさんは52才、ICIからの生え抜きだ。
”そや、それとMやな”
Mさんは中途だが、社歴も長い。48才だ。
そんな事できるわけない、でも断ると俺はどうなってしまうんだろう。
”うまくやってくれたら、TさんのPIPも帳消しにしたるさかい”
俺がPIPなんて初めて聞いたぞ。

Fやは続ける。
”DMでPIPになった人は全部辞めとる”
”Tさんが例外になる、ゆうんならそれでもええけどな”
”明日までに返事よこし”
<続きは現実で>