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欧米人ってアホなのか


ウィーン総合病院第一産科では、一般的な助産師による出産と比べ死亡率が3倍も高くなっていた。
ここに勤務していたセンメルヴェイスは、産褥熱の発生数を調査し、1847年、
産科医が次亜塩素酸カルシウムで手を消毒することで劇的に産婦の死亡率を下げることが出来ることを発見し、
"Die Aetiologie, der Begriff und die Prophylaxis des Kindbettfiebers"(産褥熱の病理、概要と予防法)と題した本にまとめて出版した。

センメルヴェイスは手洗い法が死亡率を1パーセント未満にまで下げられる科学的な証拠を数多く示したが、
この方法は当時の医学界に受け入れられず、むしろ彼に怒りを示したり嘲笑したりする医師さえいた。
1865年、センメルヴェイスは神経衰弱に陥り、精神科病棟に入れられた。
そしてここで衛兵から暴行を受けた際の傷がもとで、47歳にして膿血症で死去した。