小泉純一郎氏が描く「野党が原発ゼロで結束すれば参院選圧勝」というシナリオ
週刊文春 2018年3月8日号
http://bunshun.jp/articles/-/6388

最近、小泉氏は「野党が結束して原発ゼロを参院選の争点にすれば圧勝する」と周囲を煽っているという。

「立憲民主党は小泉氏に近い人物と連携し、3月中に原発ゼロ法案を国会提出する方針。
幹部らは他の野党とも足並みが揃えば、参院選候補の1本化までワンイシューで一気に進めたい考えです。
参院選は1人区が32と増え、野党の現職がほとんどいないため、候補者調整は難しくない。野党一本化の旗印を原発ゼロにすればまとまりやすい」(政治部記者)

立憲が提出を目指す3月9日、小泉氏は都内で講演し、同じ週には、記者会見も開く。

「小泉氏は野党をテコに自民党を原発ゼロに変えようと考えています。自民党でも積極推進派は一握り。
小泉氏の照準は『次期政権』に移っています。小泉氏に近い経済人がポスト安倍候補の1人と接触し、電力政策で意気投合。
今後は、原発ゼロを公言する息子の進次郎氏の動きにも注目が集まります」(自民党関係者)

それぞれの「決断のとき」が迫っている。