音楽理論的に林檎を語るスレ
作曲家としても個性的な椎名林檎
音楽理論的に語れる曲が沢山あるので語っていって下さい >>39
歌詞とコードの関わりについても色々思うところがあります
「終いには一緒くた」「ほら酸いも甘いもどっちも美味しいと」
ある種の諦めであったり、必死さであったり
いずれも感情が高まってる歌詞ですが
どちらもコードの緊張感も高まってる部分です(Zm7-5 V7)
歌詞のムードも音楽的なムードも加味しながら作詞してるのだと気付かされますよね
そしていよいよ高らかに「人生は夢だらけ」を叫ぶパートが来ます
最初のサビではこのパートまで展開しません
キリングパートは後の方に置くのがやっぱり効果的ですもんね >>40
「これが人生私の人生」
「人生」が来た瞬間にピアノのバッキングもリズムを拾います
「私の」の念押し感は3拍4連によってバッキングのリズムと絶妙にぶつかることで生まれてます
「鱈腹味わいたい」
緊張感の高まるコードで強い意思表示が入ります
「わい」で思わずスケールアウトして半音階を通る感じも好きです
スケール外の音も使える時は使うのが林檎ですよね
「誰かを愛したい私の自由」
同じ音程で畳み掛けます。そして「私の」の「たしの」は2拍3連です
さっきの私の、に続いてボーカリストのリズム感を問うパートですよね
この辺、カバーしてる人で正確に出来てる人あんまいないです
ちなみにさ気なく「自由」も半音階を通ってます
愛したいの裏の絶妙なバッキングもいいですよね。ここは3拍4連
「この人生は夢だらけ」
ここまで曲を盛り上げて、演出してようやくこの結論に説得力が生まれるのです
夢だらけの「け」はスケールの3番目の音です
完全に着地しない感じ、ここでは夢を思う心情に重なってきてるような
このパートに入るまで、サビのメロディーは
細かい音程の上下、細かなが休符がありましたが
ここでは一気にそれらをなくして、音を畳み掛けることで
一気に心情の吐露、心の叫びを綴っています
これも「人生は夢だらけ」であるという結論を鮮やかにする工夫だなと感じますね >>37
補足なんですが「大人になってまで〜」のくたりは
「不惑の余裕」のカウンターともとれる表現ですよね
最初の「人生は夢だらけ」で気付きを経て
この曲の結びの「人生は夢だらけ」あたりで
不惑の余裕を見つけたのかな?とも取れる
音楽理論じゃないけど 教科書通りをそのまま薄く述べてから凄いですね!的な一言を添えるのを鬼の連投で計10回ぐらいやってる \
 ̄ヽ、 _ノ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
`'ー '´
○
O
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/ ヽ
/ | と思うaikoであった
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| | ハ | |
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|\____/| 千葉大学サッカーサークル
小野真弓長谷川京子中根智之香田友則久本進秋山道夫朝田和夫
小野真弓小野真弓田中大原隆夫真島健太鹿島昇鈴風野中大草山本英寿川野孝太郎小林和成
小野真弓山田崇五十嵐堅一郎榊原直行幸島恒久進藤昭夫カンダ中根智之香田友則久本進秋山道夫
朝田和夫田中大原隆夫真島健太鹿島昇鈴風野中大草山本英小野真弓熊田曜子熊田曜子
安田美沙子中根智之香田友則久本進秋山道夫朝田和夫田中大原隆夫真島健太鹿島昇鈴木昭道
中根智之香田友則久本進安田美沙子安田美沙子安田美沙子安田美沙子安田美沙子安田美沙子
秋山道夫朝田和夫田中大原隆夫真島健太鹿島昇鈴風野中大草山本英中根智之香田友則久本進秋山道夫安田美沙子
安田美沙子安田美沙子朝田和夫田中大原隆夫真島健太鹿島昇鈴風野中大草山本英井上翔太高島信夫小泉宗一逮捕美濃部修 夢だらけ冒頭は目抜き通りや女の子は誰でもと同じEs durなのに印象が全然違う所が良い
でも「こんな時代じゃ〜」からのフルートが女の子は誰でも〜の「唱えてみて」の前間奏と同じ旋律を奏でて、ちょっと面白い >>48
読んでるからいいよ
素人だから突っ込めないだけ 大人になってピアノを習い始め、楽典に関心がある自分には神スレ
解説さんのレス、残る形にしたいなあ
blogかnoteされませんかw 都合とか虚言症みたいにサビで
T#M7-TM7
が出てくる曲ってマジで林檎以外で聞いたことない
元ネタあるのか? ここ数年の林檎の曲はクリシェが常套手段になってるよね、獣とか夢だらけとか掟とか。上昇クリシェが多いイメージ
ちなみに俺は至上の人生のY♭M7が好き、「すべてがあって〜」のAマイナーキーに臨時転調するメロディもいい 幸福論の、時の流れと空の〜の、のド♯の音が絶妙に泣ける泣き音
ユーミンの飛行機雲の空をがけてゆくの、け、の音に匹敵する
分かる人いないかな? 個人的にはわからない人いないレベルでは、と思う
初期の曲は特にはキーCでいうミ→ソ#の跳躍が印象的ですよね
正しい街とかも出てくる
林檎曲で頻発するフレーズ、音形
ミソレド(茜さす、華麗なる、この世の限り
ミファレド(旬、ギブス
ミソ#レド(正しい街、幸福論
この辺は抑えておきたい ここキスのサビもそうだよね
いかないでね、どこにだっての、だの音とかね 正しい街ってデモ段階では
ソソラソソシファミーってメロディだっんだよ
それが、ソソラソソドファミーになってよりぐっとくるメロディになった ここキスはちょっと音だけで見ると違うかなあ
1つ目の主題のトップノートを上げながら繰り返して展開していくタイプのメロディー、と言う意味なら
同じタイプに属しますね >>59
歌メロが主張しすぎでお前が言ってるように聴こえるしお前が正解 三文リリース時に林檎とレキシが対談しててEMIの愚痴めちゃくちゃ言ってて笑った
最後にラピュタの話しが出てきて音楽理論的からのラピュタの話しをするところで終わっちゃったけどそういう話し聴いてみたかったわ >>2
Aメロとても良いんだけど、俺は椎名林檎の真骨頂はBメロじゃないかと思ってる。
「女の子は誰でも」の最後のサビのオーケストレーションとか、「旬」のビアノパートとか正統な音楽理論を
深く理解してないと、こんな副旋律は書けないと思う。
絶対にクラシックやジャズに造詣が深い人なんだろうと思っていたが、wikiを読んで納得した。
軽音楽中心の平成の音楽界で彼女ほど音の重厚感を出せる人はいないと思う。
そこに彼女のボーカルの際立つ個性がズバーンと入ってくるから、なおさら凄い。
もちろんものすごく新しさを感じる音楽なんだけど、新潮が昔椎名林檎について「昭和歌謡の復活」
と書いてたのは、音楽理論を極めた名アレンジャーが数多く居た昭和歌謡の雰囲気を彼女から感じ取っていたのかも。 長く短い祭のバババ!は打ち上げ花火の打ち上がる音感ある ちちんぷいぷいのサビ
メロディーは変わらないけど、1番とラストでコード変えるのとか
NIPPONの「最果て目指して〜」のメロディーが最初はAメロ的だったのが最後はサビの役割に変わるのとか
近年は意図的にチャレンジしてるよね
それをちゃんとPOPSの枠の中でやってるのが凄い おんな誰とか目抜き通りの同じメロディーを2パターンのリズムパターンでやるのとか
挑戦してるなあと感じる >ちゃんとPOPSの枠の中でやってるのが凄い
これ意識高い系JPOPを褒めるクリシェだけど意味不明じゃね 昨年元旦のラジオ、とんがれエレガントでは、「音がぶつかってるから林檎節になる。これは新たな音楽理論になるんじゃないか」ってネコさんが言ってたね。
いろんな人に、この和声はおかしい!変なコード進行はリスナー離れる!スタンダードに沿って!と言われてきたんだろうな。
それを撥ね付けて自分の美学を守って、20年掛けて更に成熟させたから今の曲があるかと思うと感慨深い >>70
NIPPONてABAB進行じゃないの?
リピート最終回のABが山場になるのは、取り立ててトリッキーな展開ではないでしょ 女誰も目抜きもABAB展開だね
あとはカーネーション、最果てが見たい、色恋沙汰とか
遡れば歌舞伎町がABABだわ
ちちんぷいぷいに関しては、ラストでコードが変わること自体よりも、それを歌詞に織り込んだ事の方が新鮮
251と+2のとこね
あれは新しいなぁと 日本のポップスでABAB構成の曲自体が珍しくない? >>79
ジャズで最頻出やねAABAは
林檎ポップスのABAB(要はサビがない)展開はとても洋楽チック 洋楽ABAB進行といえば、真っ先にサウンドオブサイレンスが思い浮かぶ‥。
あとセラムンのムーンライト伝説もそうなんだよね。女児向けアニメのopで、短調でABAB進行ってスゲー攻めてたんだなって今になって思う。 凄いこと気づいた
全部ドレミファソラシドで出来てる カーネーションのイントロの大胆さが好き
一拍ずつで4度進行でコードチェンジ
美しい
三拍子の曲に対してこのイントロがつくことによって
一聴すると四拍子の曲が始まるとも捉えられかねない
歌が始まる直前でスマートに三拍子であることを主張する感じ 音楽理論から逸れますが
どうして林檎はギャップレス再生を多用してるんですか?
過去にそれについてコメントしてましたっけ 林檎がギャップレス再生しだしたのは勝訴からだけどその頃のインタビューではアルバムを一曲目からラストまでちゃんと通しで聴いて欲しいからと言ってたね
当時からオリジナルアルバムっていうフォーマットには人一倍こだわりがあったみたいで、曲をバラバラに聴かれるんじゃなくアルバムとしての連続性を大事にしたかったからみたいだよ マ・シェリとか病床パブリックとかいけない子とかのサビで使ってるメロディーのリズム感好き
作曲する人とかジャズのソロ取る人は一回このリズム使ってみて欲しい
汎用性すごいから 全然音楽のことわからないんだけどここキスとすべりだいのキーボードの音とリズム感が90年台後半の少し陰のあるポップな感じがしてなんか懐かしくて好き
なぜかfuruitsっていうストリートスナップ雑誌を思い出す fruits懐かしいねw
たしかデビューした年…ここキスの前後あたりかな?
林檎がしれっとfruitsにスナップ載ってて買った覚えがある あの頃は世紀末の退廃ムード引きずってたよね。
きれいでダーク、可愛くてダークとかとにかく何かしら陰があった。中谷美紀×坂本龍一もきれいでダークな感じで好きだよ。 黒ネコのタンゴってメロディーラインがめちゃくちゃ椎名林檎っぽい あり富のサビ「彼らが君の」らへんの
タータタータター
っていう節回しはjpopでは頻出だけど林檎には異例だよね >>2
こういう理論語れる人ってどうやってコード聴き取ってるの?
どんな勉強してきたのか知りたいわ 俺のためのスレかと思った
「そうそう!そうなんだよ!!」と思う内容が
たくさんありすぎてすげえ >>104
宗教
おだいじに
錯乱
人生は思い通り
今
神様、仏様 何から書こうか迷ったけど眩暈から書いていきます
この曲は林檎らしい音使い、譜割りが存分に出てきます
イントロのピアノもメロディーもベースラインもクロマティックアプローチが頻発します。
イントロからAメロまで、コード進行は
Cm F Csus4
という結構変則的なやつです
(正直聞き取れなかったのでカンニングしました。なんか違う気もしますが…
Csus4のとこはGmにすれば進行的にはベーシックなものになります)
べースラインはアプローチノートで半音階がたっぷりあります。
半音階で下からなぞるヌメッとした印象と
裏拍の軽いノリも同居するベースラインです。
ジトッとしてるけど重くない、この曲の印象はベースラインによる所が大きいのでは。
歌いだしの瞬間からこの曲のノリが決定します
「あたしが」の「あ」「た」は16分音符の裏拍です
ここが単に表拍に来てたらこの曲の印象は全然違うものになるでしょう。
林檎はアレンジがラテン調じゃなくてもラテンフィールを纏った曲を作ることが
まあまああると思うのですが、眩暈もその一例かなと。
Aメロについて思う所としては、「あたしが」で大胆に1オクターブ上下して朗々と、
「こんなメロディーを」で素早く半音階、という
時間軸的な疎密と、音程的な疎密を
こんな数小節で自由自在に行ったり来たりする、というのはなかなかできることじゃないです。
ジャズのインプロビゼーション的なメロディーとも取れます。 じゃあついでに歌詞の本当の意味も考えて教えて
何を恐れているの?とても生きてる心地がすると
言ってたじゃない?それがよくても、悪くても何をそんなに畏れてるの?感じていく全てが
現実味を帯びすぎて進行は順調かしら?何を疑っているの?今、ここで君を確認した
それがよくても、悪くてもその疑いは私を、愛と引き換えに空の上まで連れ去っていく
時間は停滞することを知らないと思わないで昨夜、世界は私たちに微笑んだ遣り直す夜は雨を止ませ
街は凍てつき死んだようそれはきっと、とめどなく愛し合い空を揺らめく魂が寄り添っては逸れていく
一瞬で永遠の冷たい輝き
あなたを匿うべき空のポケットが見つからないあるわけがないもの
何処へ飛ぼうと、真実は語られまやかしの愛は冷たい輝きにかき消される空模様に煩うことをためらうと思わないで
昨夜、世界は二人だけのものだった愛に飢えていたのは惹かれあってる私たちでしかない
到底、思考を止められたはずがない手に入れては失っていくだけ身も心も、過去も今も黄昏色に染められるだけ
あの天頂点の輝きまで
だから呟かずにいられないの私はあなたを匿れない
もう辱めないでいて時間に苛まれていく
あなたの事を考えていたわ火が吹き抜け音が高鳴り
滲んでいく色彩が断末魔を象る全ては若すぎた
果てしなき空をさずらっていく
貴方の帰りを夢見て
断ち切れない絆から解き放たれる日まで >>110
「どうしてでしょう」の部分はサビでフューチャーされる音形(シ♭ラファソ) を思い起こすような節回しですね。同一モチーフの消化。
「じっくり考えてみて」の部分は非常にリズミカルです。口ずさみたくなるというか。
裏拍連発+撥音を組み合わせてグルーヴを出してます。
Bメロの「どこまで落ちてっちゃうの」でコードも落ちていきます。
GmG♭F
G♭が同主調の借用和音です。
クリシェ進行で、途中で4度上にも転調します。
「遠くなる空」の所のコードは
A♭M7 G7 B♭m7 B♭m7/E♭
です。前半2コードは4度上のキー(Cm)のWとVで
後半2コードはキーA♭でもう4度転調したと捉えられます。
この転調しそうな空気を押し退けて結局元のキーでサビに入ります。
もうちょっとで崩壊感が出てしまいそうなメロディーと和音でギリギリの展開をします。 >>104
浴室の評価が何であんなに高いのかについて 正しい街、罪と罰が読みたいっす
めっちゃ面白く読ませてもらってます >>112
「遠くなる空」の「ら」はシ♭なんですよね
サビ頭と同じ音程
この曲はGmなのでメロディーだけみるとBメロラストで解決してしまってるようにも解釈できますが
先述の一時転調コードのお陰で解決感はないです
同じ音程でサビ頭に突っ込みます。
こういう展開(一時転調することで根音とか偽終始の解決感をなくす)は結構珍しいかなと思いますね。全然目立ちませんが。
サビの頭4分休符が入ります
ここも休符なしだとメロディーの印象が全然違います
「その日は」の「日は」2拍目の16分音符裏だけなります。これAメロの歌い出しと同じですね。
この曲に一貫するグルーヴです
サビのボーカルセクション、一番二番三番で全部変わってます
一番はオク下を小さく
二番はLRに別テイクのボーカルで、左だけややはすっぱに
三番では左は右chを追いかける形で展開します。ややオブリガードっぽく展開します
このオブリガードっぽいとこは天才的フレージングだと思いますね…
椎名林檎以外に思い付けないだろうなというか
スイートスポットとかもこういう感じの展開しますが
眩暈のフレーズは純粋に素晴らしいと感じます。
アウトロではアコギのリバーブがまさしく眩暈の如く左右に振られます。
感性的なアレンジです。理論で思いついたのではないでしょう。 >正直聞き取れなかったのでカンニングしました。なんか違う気もしますが
天才を見分けれる聴力無いやんけ >>125
アウトロのワンワン左右に音が揺れるところ大好き
ただ眩暈は後半良いところで惜しい感じがする
ラストのサビ力強くて高音良いのに林檎の声が二重になるところと林檎のスキャットというかフェイク?の大部分はあんまり好きじゃないから入れてほしくなかったかなあ 眩暈のAメロはE♭→F→Gmが基になってるんじゃなかったかなぁ
ただギターはずっと同じ音(ファ、シ♭、ドみたいな)刻んでて
ペダル効果になってる(浮遊感みたいな感じ)ってどっかで読んだような せっかくなので無罪の音楽的に好きな部分8行感想。@
【正しい街】
・同主調転調。サビだけがEメジャーで他はEマイナー
ほぼ何の前触れもなく転調するのがツボ
・サビのコード進行。E→G#7→C#m7→Cm7→Bm7→A→Am7→B
ちなみに細かいところを端折るとこの進行で一青窈のハナミズキが歌える
・Cメロ。バンドがメロと関係ないユニゾンフレーズを弾くところ
あと大きなリズムのキメが入ってる(本能とか丸の内にもあるやつ)。かっこいい
・アウトロ。ギターのフレーズとEM7をなぞるベースラインの間に
ぽつんと鳴らされるE6(これギターの音?)が切ない。
【歌舞伎町の女王】
・イントロのクリシェ(Bm→BmM7→Bm7→BmM7)
・Aメロ2小節の強烈さ。イントロでも間奏でもラストでも使いまわす徹底ぶり。
この半音の使い方は思いついてもなかなか使うのに勇気いると思う。
・サビ頭でまさかのAm7。GメジャーとBマイナーを行ったり来たりしてるのにすごく自然!不思議!
・2番に入るときにさっさと転調しちゃう(1音上げ)ところ。歌詞に合わせた展開っぽい
ラスさびとかじゃないところで転調するのはこれとボクノート(スキマスイッチ)くらいしかぱっと思いつかない。
・アウトロに一瞬出てくるDm(今夜からは此の街「で」)、最後に出てくるC#m6。ここがthe 歌謡曲っぽい。
・全体を通して2分53秒くらいしかない。短いのに濃い。すごい。
【丸の内サディスティック】
・編成のシンプルさ。ドラム・ベース・ピアノ・飾りのピアニカ。これだけ。
ギター、オルガン、ストリングス、ブラス等、空間埋めてくる系の楽器はほぼなし。
しかもベースなんて1番サビからやっと入るんだぜ。
なのに「スッカスカやん」てなんないのすごい(俺だけ?)。
・荒ぶるベースソロ。荒ぶる亀田師匠。
・サビのA♭M7→G7→Cm7→E♭7の無限ループ。あふれるスタンダード感。
長く短い祭とかもこれ系。
エンディングの歌とピアニカのソロ合戦もいい感じに盛り上がってて好き。 >>129
おもしろーい
丸サディのベースの入りとか全然知らなかった
こういうの知るとまた違う聞き方できるなあ >>129
A8行だと長いことに気づいて5行にしました。
【幸福論(悦楽編)】
・前曲に対してギター中心の編成。もはやP'UNK~EN~CIEL。
いやP'UNK~EN~CIELのほうがずっと後だけども(笑)
・速い。この速さでこのサビ歌うのとか大変だよねぇ。Aメロの半音変化とかシングル版でも難しいのに。
・時の流れと空「の」色に の音使いはいつ聴いてもよい。
レキシのカバーはこの音程が再現されてなくてちょっとしょんぼりした(´・ω・`)意図的なのか?
【茜さす 帰路照らされど・・・】
・イントロのパターン。C#m7とBm7を直接行き来するという独特の浮遊感。
コード自体もテンションたっぷりでさらなる浮遊感。逆にサビのコード進行は割と素直。
・生ストリングス、歪みなしのアコギなどアコースティックな質感のアレンジ。
さっきはパンクだったのにね。一瞬現れるギターソロが美しすぎて泣ける。
・なにげに1番Aメロとアウトロの前半だけドラムは打ち込みという。あとラストのドラムソロかっこよすぎない?
【シドと白昼夢】
・丸の内と同じシャッフル系だけど、イントロ〜Aメロ、間奏でシンセ多用してるし
サビ以外バンド編成じゃないし不思議な曲だと思ってたら
のちにビッグバンドアレンジされて、そっちが真の姿なのかなぁとなんとなく思った。
サビのベースもウォーキングだしね。ちなみにイントロ~Aメロのシンセアレンジで
4弦ベースじゃ出せない音域のベース音が鳴ってる。米津のLemonでも似たような手法が出てくる。
【積木遊び】
・イントロの野太いベースに痺れる。不惑の余裕で聴いたときはアガった。あと8分の9拍子のところ好き。
・ほとんどE7(#9)一発なところにファンクさが出てる。ジミヘンコードと呼ばれるやつ。らしい。
・「ののしるなんぢ」のところはコード進行(Dm/F→Dm→E7sus4)やなんちゃってお琴の音色で一気に雰囲気変わるけど、
ベースがオクターブでスラッピングしてるしやっぱりファンク。和風なファンク。
・てか全体的にベースがすごい。間奏とかコード感失われかけてる。師匠まじ荒ぶってる。 >>131
B残りの4曲書こうと思ったけど収まらない…
【ここでキスして。】
・どっかのサイトで1曲まるまるアナライズしてるのを見た。この曲はなかなかコード複雑。
セクションごとに細かく転調してる。サビがキャッチーだから歌いたくなるけど、1曲通すの意外と難しい。
・サビラストのCm→C♭→B♭がいい感じ。C♭は同主調からの借用和音だけど、Cm→F→B♭の裏コードとも言えるかも。
なんにせよC♭にしないとこのメロは出てこないと思う。ギリギリ外れて聞こえないのがすごい。
・アウトロがなかなか衝撃。最後EM7(#11)だよ!キーE♭なのに!でも最後に残るボーカルのシ♭音で無事着地させてる。ヤバい。
【同じ夜】
・実はコードとメロディが寄り添うようで寄り添ってない。(いい意味で)
サビ頭でコードB♭なのにメロがド(吹き荒れ「る」)とか普通持ってこないよ。倚音解決もしてないし
・大きな高低差、ブルーノートを含むメロをこんだけ淀みなく歌うのは結構大変。(類似例:りんごのうた、ポルターガイスト)
・Cm7、Cm7-5、Cdimの使い分けに細かな気配りを感じる。あとサビのD♭がきゅんとする。
・ネコさんの最後のバイオリンソロがコード進行を大きく無視(たぶん)していて素敵。
【警告】
・前半のB♭m→E→E♭。B♭mとE♭の行き来はよくあるけど、一瞬Eに行くところがエモい。
・サビで同主調転調(B♭メジャー→B♭マイナー)してると見せかけてしてないのがすごい。
してるような解釈もできそうなんだけど、メロの感じ聴くと転調してないんだと思う。
ちなみにこの手口は「浴室」でいったん完成形になった(と思ってる)。その後あちこちで見かける。
例)ドッペルゲンガー、りんごのうた、おとなの掟など。作曲するときに真似してみたくなるがなかなか使いこなせない。 >>132
Cラスト
【モルヒネ】
・なんといっても印象的なC→C#→D→D#→Eのパターン。Y♭→Z♭→Tに経過音を挟んだ感じ?
Y♭→Z♭→Tは個人的に近い年代でラルクのSTAY AWAY、DIVE TO BLUEを思い出す。
サビのキメに使われてるときに、メロが全くこの進行に干渉してないのが面白い。
aikoのカブトムシにも似た進行が出てくるけど、モルヒネがTに向かうのに対してカブトムシはTから外れていくスタイル。
達成感の強い進行なので、これを繰り返しながらフェードアウトする、ってのはアルバムの締めに相応しいと思う。
以上です。長々とおじゃましました。
自分は専門家じゃないので所々あれだとは思いますが、
「ふーん」くらいに楽しんでもらえればと思います。
今から実家に帰省してきますー 警告のサビのコードと同じパターンはやっつけ仕事とか不幸自慢とかじゃないかな?
転調はしてないけどメジャーコード一発にしちゃう感じ
ちょっとブルースっぽいコードワークともいえるかか >>133
コードとかよくわかんないから何となくで読んだけど面白い
ファンの分析いいね 林檎の作曲スタイルで初期と最近で変化あった部分は
やっぱ曲の最後の解決するとこだな
アイデンティティみたいな投げて終わる感じの終わり方はなくなった気がする 歌手と曲をホントに理解するってやっぱ技術的なところだよな
コード進行とかわからんから悲しい