iPhoneと合体するケース型Androidスマホ。ド変態iPhoneケース「Eye」フォンケースが出資募集中、約1万円から

http://japanese.engadget.com/2017/03/13/iphone-android-iphone-eye/

 
イスラエルのスタートアップ企業ESTIが、ド変態なiPhoneケース「Eye」フォンケースを発表しました。
特徴は、ケースの背面部分に5インチフルHD有機ELディスプレイを搭載しAndroid 7.1スマートフォンとして機能するところ。
つまりEye を使えば、表にiPhone、裏にAndroidという2つのスマートフォンを使い分けられます。

EyeにはSIMカードスロットあり/なしの2バージョンが用意されるものの、SIMカードスロットがなくともiPhoneのインターネット接続を利用できるため、
ユーザーが利用するiPhoneの回線プランに応じて選択できます。

Eye のAndroidスマートフォンとしての仕様は、5インチAMOLEDディスプレイ、
MediaTek Helio P20 (MT6757) CPU、3GB RAM、16GBストレージ+microSD(最大256GB)、
デュアルSIMスロット、NFC、GPS、802.11a/b/g/n/ac Wifi、Bluetooth4.2、赤外線、2800mAh内蔵バッテリーetc...

 
その他カメラ、スピーカー、マイク機能は備えていないものの、これはiPhoneのそれを利用できるとのこと。
バッテリーはQiワイヤレス充電に対応しており、クレードルに置くだけでケース内蔵バッテリーとiPhoneのバッテリー両方の充電が可能です。
またEye内蔵バッテリーはAndroidを駆動しつつiPhoneの外付けバッテリーとしても機能します。

イヤホンジャックはLighningコネクターからのデジタル音声信号をDACで変換して再生するためiPhone 7でも使用可能。
Lightningコネクターからの出力がなければAndroid側の音声を出力します。

あまりの変態さ加減にベーパーウェアと思われるのを警戒したのか、ESTIはKickstarterのページにレンダリング画像を使用せず、実動するプロトタイプの写真・動画を掲載してその本気っぷりをアピール。
それが評価されたのか、資金の集まり具合も、まだ30日以上の募集期間を残しつつ目標9万5000ドルのうち8万9999ドルを集める好調ぶりです。

Eye の市販想定価格はSIMスロットありのバージョンで229ドル(約2万6000円)、SIMなしバージョン189ドル(約2万2000円)を予定しています。
しかしKickstarterキャンペーンでは早期出資割引としてSIMスロットあり129ドル(約1万5000円)、SIMなしは95ドル(約1万円)で各2000個を用意しているのも大きな魅力となっているようです。

ちなみに、ESTIは出資者が使用するiPhoneに合わせ4.7インチと5.5インチ、2サイズのEye (Android側ディスプレイはいずれも5インチ)を選択可能にしています。
さらに、現在の予定では出荷時期は8〜9月ですが、ESTIは10月ごろには発売になるであろうiPhone 2017年モデルにも発売後1か月ほどで対応すると宣言しており「2017年版iPhone対応バージョンで出荷してもらう」オプションも提供しています。