まったく違う素材の布をただ単にひたすら継ぎ接ぎしていったような話。
前半は、家族をめぐる社会派を装っているが、後半は、死人の妄想全開ファンタジー。
前半と後半で断絶していて、全体としては言いたいことなんか、まるでないことが露骨過ぎ。
そもそも、前半にしてからが、その場にしか登場しないような脇役がその場しのぎのモノローグをしゃべって、超ご都合主義。
偏執狂的なこだわりの少女→孤児になる→親戚に引き取られる→施設に送られる→非行少女になる→スキーをやる→木に激突して死亡する→木になりたいと突如思う→木になる→切り倒される→割りばしになる→コンビニで売られる→ご主人の家で何度もリユースされる→家が燃える→自分も燃える
この原作のどこがよくてラジオドラマにしたのか、はなはだ疑問。