【小川洋子】Panasonic Melodius Library【藤丸由華】
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TOKYO FMからJFN全国38局ネットで毎週日曜10:00〜10:30放送
提供:Panasonic
作家の小川洋子さんが、古今東西さまざまな文学作品を毎週紹介する番組です。
あなたも是非、一冊手に取ってみてください。
番組サイト
http://www.tfm.co.jp/ml/
パーソナリティ:小川洋子(代表作『博士の愛した数式』『妊娠カレンダー』)
アシスタント:藤丸由華(フリー・元TOKYO FMアナウンサー)
番組で紹介された作品のバックナンバーはこちら
ttp://www.tfm.co.jp/ml/backnumber/index2017.html
ttp://www.tfm.co.jp/ml/backnumber/index2016.html
ttp://www.tfm.co.jp/ml/backnumber/index2015.html
ttp://www.tfm.co.jp/ml/backnumber/index2014.html
ttp://www.tfm.co.jp/ml/backnumber/index2013.html
ttp://www.tfm.co.jp/ml/backnumber/index2012.html
ttp://www.tfm.co.jp/ml/backnumber/index2011.html
ttp://www.tfm.co.jp/ml/backnumber/index2010.html
ttp://www.tfm.co.jp/ml/backnumber/index2009.html
ttp://www.tfm.co.jp/ml/backnumber/index2008.html
ttp://www.tfm.co.jp/ml/backnumber/index2007.html 主人公がイケメンだと露骨にテンションの上がる小川先生が可愛いw >>6
そりゃ読んでる
読んだ上で作品かシチュかキャラで気に入った切り口で語ってる
何にもツボに入る物がなかった本を紹介する外れ回だと、
聴いててイラッとするような刺々しいトークになる事もたまにある NHK Eテレの100分で名著でアンネの日記を取り上げた時にゲストに小川洋子さんが出演したので見たが
司会の伊集院光は課題の本を読んでいないと言ったので呆れた。
もう一人の司会の女子アナも読んでいるのかどうか怪しいと思った。 >>3 の感想
小川さんが述べていた通り話の構成が上手いと思った。
ドラ息子は家の金を奉公人に分け与えたり、50円を親に借りたばかり、誰も見ていなかったのだろうか、
と言った伏線を張っておいて最後に引き出しに札束を一つ借りておくと手紙を残した所で話を終わらせる
短編小説ならではの結末だが明治27年当時としては後は読者に委ねると言った画期的な〆だったかもしれないなと思いました。 「大つごもり」で思い出した話
とある小学校の休み時間に女の子が椅子に座ってしくしく泣いているのに気が付いた隣の男の子
女の子をよく見るとオシッコを漏らしている、周りはまだその事を誰も知らない
男の子は後ろの棚に置いてあった花瓶を持ってきて女の子の前でつまずいたふりをして女の子の膝に花瓶の水をこぼす
女の子は驚いたが泣いたままでいたので女の子の友達は男の子を非難する、そして先生にも男の子は怒られてしまう
しかし男の子は余計な事は一切言わないで謝りたおしたお話
この話はいろんな所で聞いた事があるので作り話だと思うけど
もしかしたらこの話の元ネタは「大つごもり」ではないかなと思ってしまった。 >>3
大つごもり(大晦日)というタイトルも「たけくらべ」と同様に樋口一葉のセンスの良さが光りますね
これが「お峰と石之助」とかだったらダサいよ
流石は五千円札になる女だわ >>3
藤丸さんが「さてどうなるのでしょう」を言う前に
小川さんは「2円を盗んだ事が発覚して叔父さんの罪になってしまったら、お峰は自殺を決心した」を入れた方がモアベターでしたね
これはとても重要なポイントですから 小川洋子1962年生まれ55才のわりには老けたお婆さんみたいな声
藤丸由華1973年生まれ44才のわりにはアニメの少年みたいな声
この二人の声が好きでよく聞いてます えっ…じゃ私が毎週聞いてた頃は45とかだったの
驚き 藤丸さんは去年産休していた時期があったから高齢出産だったのか
10才くらい若いと思っていた。。。 http://www.tfm.co.jp/ml/today/index_20091220.html
> ちなみに小川さんは息子さんとアニメをご覧になっていたそうですが、昇天シーンに涙する母・小川さんの横で息子さんが発した衝撃の一言がコレ。「ママ!天使って男の子なんだね!!」・・・そこ見てましたか。
当時既にほぼ成人していたのに、
おちんちんに纏わるこんな昔話を母ちゃんに全国ネット番組で晒された息子さんに対して、
どこまでも同情の念を禁じ得ない 小川親子の温度差
この前放送された機関車トーマスでは子供が喜ぶと思ってテレビの「きかんしゃトーマス」を見せたら
子供がトーマスの目玉が動くのを驚いて「消して消して」と騒いだ。 明日のメロディアスライブラリーはマイ ベストブック
年末恒例企画で小川さん藤丸さんが今年紹介した本の中から各3冊選びます
毎年自分が読みたいなと思った本と二人が選んだ本と被った事が無いな〜
ちなみに今年読みたくなった本はジョン オカダのノーノー ボーイ、佐藤愛子の戦いすんで日が暮れて、ミッチ アルボムのモリー先生との火曜日
モリー先生はジャック レモンのテレビ映画が素晴らしかった。 今さらながら先週の『大つごもり』
単に目で文字を追うよりも音読してみるとなかなか面白い 12/31放送分
2017年マイ・ベスト・ブック
小川洋子:川端康成『眠れる美女』(エドワード・ゴーリー『うろんな客』、ジュリー・オオツカ『屋根裏の仏さま』)
藤丸由華:河合雅雄『少年動物誌』(笹沢左保『赦免花は散った/木枯し紋次郎』、デュ・モーリア『レベッカ』)
Today's Music 音楽との融合
・タンフォラン / ヨコハマ・カリフォルニア
・マスネ作曲、オラトリオ『聖処女』より聖処女の最後の眠り / エーテボリ交響楽団、ネーメ・ヤルヴィ(指揮)
・がんばれ兄ちゃん / ハンバート・ハンバート 個人的には放送回として面白かったのが
・柴田錬三郎『雛の首(眠狂四郎)』
・パトリシア・ハイスミス『太陽がいっぱい』
田村正和やアラン・ドロン語りではっちゃける小川先生が面白かった
今年ぶっちぎり最低回のフィリップ・K・ディック『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』での塩トークと比較してみると、
小川先生は「ただしイケメンに限る!」の信奉者なのかも マイベスト放送回は萩原朔太郎の『月に吠える』回かな
『竹』の繊毛と萩原朔太郎のトレモロの「かすかにふるえ」がツボに入った藤丸さんのテンションと、
『くさつた蛤』で小川先生が主婦目線で「貝の腐ったのは絶対ダメ!」と熱弁する様子がひたすらおかしい30分間だったw 藤丸さんは前に池波正太郎の時代小説が好きと言っていたので木枯らし紋次郎も選びましたか
そしてミステリーとは言え長編のレベッカをしっかり読んでいるのには感心です。 何でフィリップ・K・ディックの回がぶっちぎりで最低かというと、
あの解説聞いて本を読みたくなるリスナーなんて一人もいないから
確かにイシドロの姿は人間としては尊いけど、物語の主題や本筋から見たら枝葉の部分でしかないし
というか本編の陰惨さを際立たせる舞台装置でしかないし
その枝葉の延々と語ったところで、物語の魅力を伝える上ではかえって逆効果
小川先生の読書歴執筆歴からして、絶対わざとやってる
おそらく『アンドロイドは〜』は物語にも登場人物にも思い入れがなかったどころか、読んでる途中で拒絶反応を示してしまったんだろう あと今年の全体的な本の選び方からして、
出産して男の子の母親になった藤丸さんへの配慮に富んだチョイスが多かったように思う
うろんな客とかパディントン・ベアとかきかんしゃトーマスとか: 明けましておめでとうございます
放送予定
1/7 坂口安吾 風の光りと二十の私と
1/14 アガサ・クリスティ そして誰もいなくなった
1/21 伊藤整 雪明りの路
2月には夏目漱石の吾輩は猫であるを2週に渡り放送予定 10周年が経って今頃スレが立ったのかw
こんな毎週放送があって長編小説も珍しくないのによく読めるものだと感心する
あと確か小川さんは関西在住だから何週か分をまとめて上京して録音するって感じかな 明けましておめでとうございます
坂口安吾は小学生女児に性を感じる純粋な人
>>28
そりゃ小川先生は読むでしょ
読んで芸の幅を広げるに越した事はないし、それ以前に根っ子の部分が文学少女だから
藤丸さんはなかなか凄いとは思う 小川さんは昔読んだ本でも番組前には再読して改めてこんな思いになりましたとか言っているからな
仕事の資料で読む本や付き合いで目を通さなければいけない本も多数あると思うので速読術でもマスターしないと大変だな
そして年末の放送では読みたいなと思った本が枕元に置いてあり、それが山積みなっているとの事
「本は我慢強いですから、いつまででも待ってくれます」 小川先生は本を読むのが好き
たとえるなら山下達郎がレコードやCDを集めて聴きまくるのと同じ感覚で
それは番組を通して伝わってくる 山下達郎はこの前サンソンで本業は何度か止めようと思った事があるが
ラジオ番組を止めようと思った事は一度もないと言ってましたね
趣味のレコード収集の延長か
自宅の膨大なレコード棚から番組でかける曲を選んでラジオ用にマスタリングする拘りの作業も楽しんで行っているご様子
小川さんもスタッフと本を選んで番組で紹介するのは楽しんでいますね >>7
リスナーからも指摘されていた
リスナー「赦免花は散ったの紹介ではいつもよりテンション高めで・・・」
藤丸「いやぁ私たちのテンションまで読みとっていただいて有難いですね」
小川「どうしても隠しきれないものが出てしまいます」 >>27
坂口安吾関連の3週か
アガサ・クリスティは坂口安吾が一番好きな推理小説家
伊藤整が翻訳したチャタレー夫人の恋人はワイセツ物頒布の罪で裁判になり
その裁判を坂口安吾は傍聴して新聞にチャタレー裁判傍聴記を掲載している 2018年1月5日 東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201801/CK2018010502000237.html
児童文学者吉野源三郎原作の「漫画 君たちはどう生きるか」
この作者の誕生日の4月9日頃にメロディアス ライブラリーでも取り上げると予想 2018年
1/7放送分
今週の一冊
坂口安吾『風と光と二十の私と』(講談社文芸文庫)
Today's Music 音楽との融合
・グッド・モーニング・リトル・スクール・ガール/ヴァン・モリソン
・夢のあとに/フォーレ作曲、堤剛(チェロ)
・ハレノヒ/高田漣 坂口安吾の恋人?矢田津世子(つせこ)
ラジオを聞くまで頭の中で(せつこ)になっていた。。。 >>37
3曲目の高田漣は高田渡の息子
毎週幅広いジャンルからマニアックな選曲をしてくるな 次回はアガサ・クリスティ「そして誰もいなくなった」
彼女の命日が放送日に近い1/12と公開中の映画オリエント急行の殺人に合わせて選んだと思われる
オリエント急行の殺人は過去に紹介したので今回はそして誰もいなくなった
アガサ・クリスティの作品の人気順位は確か以下の順番だと思った。
@ アクロイド殺し
A そして誰もいなくなった
B オリエント急行の殺人
さてネタバレ厳禁の推理小説で小川さんはどれだけ面白さを伝えられるでしょうか 「10人のインディアン」(Ten Little Indians)とは、マザーグース(Mother Goose)の童謡の一つである。
歌詞は以下の通り。
10人のインディアンの少年が食事に出かけた
ひとりがのどを詰まらせて、9人になった
9人のインディアンの少年がおそくまで起きていた
一人が寝過ごして、8人になった
8人のインディアンの少年がデヴォンを旅していた
一人がそこに残って7人になった
7人のインディアンの少年が薪を割っていた
一人が自分を真っ二つに割って、6人になった
6人のインディアンの少年が蜂の巣にいたずらしていた
蜂がひとりを刺して、5人になった
5人のインディアンの少年が訴訟を起こした
一人が裁判所にいって、4人になった。
4人のインディアンの少年が海に出かけた
一人が燻製のニシンに飲まれ、3人になった。
3人のインディアンの少年が動物園を歩いていた。
大熊が一人を抱きしめ、2人になっ
2人のインディアンの少年が日向に座った
ひとりが陽に焼かれ、一人になった。
一人のインディアンの少年は一人ぼっちで暮らしていた
彼が結婚し、そして誰もいなくなった
最後の一人がいなくなる歌詞は、
(1人のインディアンの少年が後に残された、)
(彼が自分の首を吊り、そして誰もいなくなった。)
この歌詞はアガサ・クリスティが小説『そして誰もいなくなった』において、アガサ・クリスティが自ら改変を行ったものであるといわれている。 犯人のネタバレを書き込みたくなるミステリ作家の筆頭
それがアガサ・クリスティ
先週の坂口安吾ネタに戻ると、
教師を続けるにしても旧制学校だと師範学校に入り直さないと一生安月給の代用教員なんだっけか
教師の適性があったとして、一生続けられる仕事じゃなかったんだよな ちなみにオリエント急行殺人事件の犯人は乗り合わせた乗客全員 >>44
同乗していたポワロは犯人ではないけど・・・
同情して粋な大岡裁きを下したので同罪みたいなもんか >>37
坂口先生は勉強は苦手だが乳絞りは得意だと言う生徒の家に乳絞りを見に行くという
心温まるエピソードを取り上げたのだから選曲には坂上二郎の「学校の先生」を入れて欲しかったな 「可愛い子は大概糞ガキ、そして糞ガキほどまた可愛いんだこれが(意訳)」
前回の坂口安吾で一番納得した名言だった 坂口安吾って今で言う求道者的喪男なので
生き様が心の琴線に触れるって野郎は結構いるかもしれない そして誰もいなくなった
10人のインデアンは一人二人三人いるよ〜の歌で無くて安心した。
ヤードバーズは後期のジミーペイジ時代かな 「そして誰もいなくなった」の序盤に出てくる無くてはならない小道具の>>42の童謡と10体のインデアンの人形
この童謡をなぞるように次々と人が死んでゆき、そして人が死ぬ度にいつの間にかインデアンの人形が一体ずつ消えている
この演出にワクワクして昔読んだ覚えがあります。
藤丸さんが番組hpに私をはじめスタッフ一同、前にこの作品を読んだはずなのに皆犯人をすっかり忘れいて・・・と書かれていましたが
自分も犯人は7番目か8番目くらいに死んだ人程度しか覚えていなかった・・・ 2018年
1/14放送分
今週の一冊
アガサ・クリスティ『そして誰もいなくなった』 (ハヤカワ文庫)
Today's Music 音楽との融合
・『四季(イギリス民謡)』より「夏」/アシュモア作曲、リチャード・ストルツマン(クラリネット)、ギルドホール弦楽アンサンブル
・テン・リトル・インディアンズ/ヤードバーズ
・ギルティ/アル・ボウリー 2018年
1/21放送分
今週の一冊
伊藤整『雪明りの路』 (日本図書センター)
Today's Music 音楽との融合
・雪夜 /慶応義塾大学ワグネル・ソサイエティー男声合唱団、畑中良輔(指揮)
・スローモーション/サカナクション
ED曲(1/7放送回から)
Paseo Pin(ピンの散歩)/笹久保伸(作曲、ギター) 番組サイトトップがおかしい
まだ今週の一冊が『そして誰もいなくなった』のままだ
リンク先は伊藤整『雪明かりの路』になってるのに 坂口安吾の回でも思ったけど、なんか童貞の女性観フェチっぽい印象を受けた
「女ってそんな綺麗な物じゃないのよ!」 小川さんは中学の頃に読んだアンネの日記に感銘を受けて作家になってからアンネの隠れ家やアウシュヴィッツに行ってその紀行文も出版している
番組では毎年1/27アウシュヴィッツ開放の日近辺ではホロコースト関連の本を紹介しているが今回はリアルな体験談
何年か前に紹介したパトリック・モディアノの「1941年。パリの尋ね人」は興味深かったので時間があったら購入して読んでみたいなと思っていたが
まだ購入もしてなかったなぁ 今回主人公がアウシュビッツに抑留された経緯について、
冒頭でものすごく大事な話が抜けていたので捕捉
イタリアとドイツは同盟国として連合軍と戦っていたが、
1943年にイタリアは降伏して武装解除された
その際ナチスドイツが北部イタリアを侵攻し、イタリア王国から追放されたムッソリーニを首班とするイタリア社会共和国の樹立を宣言した
とはいえムッソリーニは傀儡にすぎず、実態としてはナチスに占領されたと言っても的外れではない
(南部のイタリア王国は連合軍に組み入れられ、これが現在の正統なイタリア政府に連なっている)
これが冒頭のナチスによるトリノ占領のおおまかな経緯
そしてこのために、主人公はアウシュビッツに抑留される事になった
HPが変更されないから、今日の一冊と音楽を紹介するまでの暇つぶしにカキコ まだ更新されないのか
とりあえず小川先生が泣きながら本書を読んだんだろうなという印象は、
今日の放送でのトークから受けた
番組リスナーとしてもニワカだけど、その印象が間違いでない事を心のどこかで確信してる 藤丸さんもアウシュヴィッツを訪れているね
彼女も毎週課題の本は読んでいるし単なるご案内役ではないね 2018年
1/28放送分
今週の一冊
プリーモ・レーヴィ『アウシュヴィッツは終わらない これが人間か』(朝日選書)
Today's Music 音楽との融合
・ピアノ・ソナタ第7番 第一楽章/ウルマン作曲:モリッツ・エルンスト(ピアノ)
・ダンテ交響曲 第一楽章「地獄」より 5曲目アンダンテ・アモロソ/リスト作曲:ブダペスト交響楽団、ジョルジ・レーヘル(指揮)
・ロマンツァ/アンドレア・ボチェッリ 2018年
2/4放送分
今週の一冊
『ネギをうえた人-朝鮮民話選』 (岩波少年文庫)
Today's Music 音楽との融合
・伽耶琴並唱「鳥の歌(セタリョン)」/韓国国立国学院
・トラジ打令(タリョン)/李金美(イ・クム・ミ)(歌)
・アリラン/イム・ヒョンジュ(歌) 予想に反してトークの面白い回だった
口からビームとかw
それにしてもいい人が大体死んじゃう辺りが生存環境の厳しさを思わせる 語り継がれた民話だから、どっかで聞いた事がある話が色々と混ざってましたが野暮な事は言ってはいけません
小川さんが最後に上手くまとめました
「物語には国境は無いなぁ、ギリシャ神話も古事記もイソップ物語も朝鮮の民話も
みんな一つの大きなひとつづきの物語なんだなぁ
その一部分を色んな人種の人々が各々分け合っているだけなんだなと言う気持ちがしました。」 カズオ イシグロの代表作の日の名残りは番組が始まった2007に小川洋子さんが選んで既に紹介していたのか
やるな 2018年
2/11放送分
今週の一冊
カズオ イシグロ『夜想曲集:音楽と夕暮れをめぐる五つの物語』(ハヤカワepi文庫)
Today's Music 音楽との融合
・惚れっぽい私(I Fall In Love Too Easily)/チェット・ベイカー
・ 無伴奏チェロ組曲 第2番 第一楽章/ブリテン作曲、ジャン=ギアン・ケラス(チェロ)
・ニアネス・オブ・ユー/ヒューストン・パーソン(サックス) 吾輩は猫である。名前はまだ無い
小川「小説の書き出しベスト10というものがあったら1位2位を争うものでしょう」
他に誰もが知っている小説の書き出しを思い浮かべると福沢諭吉の学問のすすめ、川端康成の雪国かな 2018年
2/18放送分
今週の一冊
夏目漱石『吾輩は猫である』第一週 (新潮文庫)
Today's Music 音楽との融合
・ピアノ三重奏曲/ガーデ作曲、トリオ・パルナッスス
・恋はやさし野辺の花よ/田谷力三
・猫/クレイジーケンバンド この特に物語やオチがあるわけでもない『猫』の構成が、なんとなく落語っぽかったかも
あと家の主人に共感を覚えてしてしまう
大飯喰らいで何でも手を出すけど、飽きっぽくて短気で癇癪持ちな所とか
リアルで他人として出会ったら、好きになるのは難しそうな人物だけどw >>67
猫歌の定番、黒猫のタンゴが無いな
次週は原曲のイタリア童謡の黒猫のタンゴの選曲を予想 2018年
2/25放送分
今週の一冊
夏目漱石『吾輩は猫である』第二週 (新潮文庫)
Today's Music 音楽との融合
・ピアノ五重奏曲イ長調 より 第2楽章"/ドヴォルザーク作曲、メナヘム・プレスラー(ピアノ)、エマーソン弦楽四重奏団
・リトル・チャイルド/ザ・ビートルズ
・黄昏を遊ぶ猫/東京スカパラダイスオーケストラ with中納良恵 確信が持てた
明治期の言文一致体の雛形は、江戸時代から口語文芸として確立していた落語や講談だ
漱石の場合は三遊亭円朝の落語かな 1906年 吾輩は猫である
1950年 スヌーピー
逆だったらパクリ扱いされていただろう
スヌーピーは漫画だが確か何年か前にメロディアス ライブラリーで取り上げたと思った。 2018年
3/4放送分
今週の一冊
エリック・カール『はらぺこあおむし』 (偕成社)
Today's Music 音楽との融合
・インチワーム/ラシェル・フェレル
・歌劇『魔笛』より「お前の魔法の調べはなんと力強いのだろう 」/モーツァルト作曲:アンソニー・ロルフ・ジョンソン(テノール)
・レインボー・コネクション/カーペンターズ 定番の絵本という事で小川先生・藤丸さんのオカンモード炸裂回だった
あと最後のカーペンターズはいい曲だけど、チョイスとしては合ってるかどうかちょっと微妙 藤丸さんのお子さんが生まれたのは去年か一昨年だと思ったけど
もう絵本を読んであげているのか 絵本や児童書を時々取り上げると藤丸さんや番組スタッフは
読書時間が短く済むので内心喜んでいるよな 小川洋子さんは佐野元春のファンだから
影裏の感想で「リアルに感じてしまう」とSOME DAYの一節が出てしまった。 放送予定
3/18 ルナール 博物誌
3/25 義経千本桜
4/1 大江健三郎 鳥
4月の予定が出たので春の番組改編を無事に乗り切ったかな 2018年
3/11放送分
今週の一冊
沼田真佑『影裏』 (文藝春秋)
Today's Music 音楽との融合
・SUNDAY MORNING/Velvet Underground
・夏の夜のワルツ/メリカント作曲、舘野泉(ピアノ)
・DIG A PONY/The Beatles 震災体験本と見せかけたゲイ小説でした
序盤は何か奥歯に物の挟まったような小川先生の口調が、
主人公の元カレが登場した頃から実に生き生きと饒舌に変化する様がまた聴いていて楽しかった 2018年
3/18放送分
今週の一冊
ルナール『博物誌』(岩波文庫)
Today's Music 音楽との融合
・『映像(イマージュ)』 第1集より 「水に映る影」/ドビュッシー作曲、ジャック・ルヴィエ(ピアノ)
・『博物誌』より「ほろほろ鳥」/ラヴェル作曲、ナタリー・シュトゥッツマン(アルト)
・蛙/イベット・ジロー 弟と一緒にバッタを分解していた幼少の小川先生
いわくサイボーグみたいだそうな
そういえばバッタとサイボーグで連想したけど、藤岡弘の仮面ライダー放送時だと小川先生がギリギリ年齢一ケタだった頃になる
もしかして仮面ライダーの影響もあった? もう少し上の世代の婆さんはバッタを捕まえると足をむしって飼い猫に食べさせていた 2018年
3/25放送分
今週の一冊
いしいしんじ現代語訳『義経千本桜』
出典:池澤夏樹=個人編集日本文学全集(河出書房新社)
Today's Music 音楽との融合
・大河ドラマ「源義経」テーマ/武満徹作曲
・義太夫「義経千本桜」鮨屋の段/竹本春子太夫(三味線:野澤松之輔 ほか)
・道行/寺尾紗穂 どんでん返しに次ぐどんでん返しと言ってたけど、
歌舞伎で4時間近く演じる作品を文字で一気に読んだらある意味当然だと思う
あと展開がご都合主義なのは、この作品は今でいうドラマ映画アニメのノベライズ本みたいな物だから
現代のラノベよりご都合主義になってしまうのは致し方なかろうか 藤丸「歌舞伎の義経千本桜は2回は観ている」
今回の本は意外にも藤丸さん推薦かな 2018年
4/1放送分
今週の一冊
大江健三郎『鳥』(新潮文庫「見るまえに跳べ」収録)
Today's Music 音楽との融合
・たのしいせいかつFeat.SOIL&"PIMP" Sessions/ぼくのりりっくのぼうよみ
・失われた幻影/メンデルスゾーン作曲:マレイ・ペライア(ピアノ)
・名前のない鳥/山崎まさよし 引きこもりという言葉が誕生する時代の、さらに半世紀近くも前に書かれた引きこもり小説でした
小川先生「1970年代当時の国語の先生たちは何を考えてこの小説を教科書に載せたんだろう?」
単純に編集に当たった先生が大江健三郎のファンだったからじゃないだろうか >>87
短編集「見るまえに跳べ」
岡林信康のアルバム「見る前に跳べ」はここから付けたのかな
岡林の選曲は無かった。 石牟礼道子「水はみどろの宮」
田舎で渡し船の船頭をしている無愛想なお爺さんの、お手伝いをしている7才の女の子が主人公の物語
アルプスの少女ハイジを彷彿させるシチュエーションですが
仲良くなった山犬に導かられて山の奥へ入って行き不思議な冒険が始まる童謡で面白そうな話でした。 2018年
4/8放送分
今週の一冊
石牟礼道子『水はみどろの宮』(福音館文庫)
Today's Music 音楽との融合
・春の小川/ひばり児童合唱団
・スピリット・オン・ザ・ウォーター/ボブ・ディラン
・水の物語り/尾崎亜美 番組では軽く流されたけど、挿絵はそれ自体が版画展になるほどの出来だそうな
ここから先は個人的な感想
水俣病を描いた『苦海浄土』の作者なだけに、ラストの水が浄化される場面で、
母親の代わりに水銀を体内に溜め込んで産まれてきた(あるいは産まれてこられなかった)子供を連想した 石牟礼道子さんは存じ上げていなかったので少し調べると
武田鉄矢が苦海浄土に感動して詞の一部を抜粋して海援隊で「水俣の青い空」という曲を作っていた。
時期は母に捧げるバラードの少し後で曲調は母に捧げるバラードと同様に語りサビでメロディーがつくパターン
シングルにはなっていないので知る人は少ない曲 1954年 川端康成「みずうみ」ストーカーの話
1958年 大江健三郎「鳥」引きこもりの話
それぞれ時代を先取りしていたな 川端康成「みずうみ」
小川さんが一番ドン引きしたシーンは
銀平が女をストーカー中に溝に隠れてそこに咲いていたすみれの花を食べて泣きそうになるシーン
自分もこのストーカーの変態行為が妙にリアルに感じてしまう
恐るべし川端康成 2018年
4/15放送分
今週の一冊
川端康成『みずうみ』(新潮文庫)
Today's Music 音楽との融合
・バレエ「白鳥の湖」より情景(第2幕)/チャイコフスキー作曲:ボストン交響楽団、小澤征爾指揮
・ホタル/スピッツ
公式サイトだと、一曲目に流れた『passion cachee〜秘めた思い〜 / 宮本笑里(バイオリン) 』が抜けてる 川端康成の足フェチっぷりがよく分かった回でした
そういえば伊豆の踊り子でも、14歳の太腿の描写が生々しかったような… >>95
そういえばこんな事件あったね
側溝に5時間寝そべりスカートの中のぞく…溝から「髪の毛」はみ出て発覚 神戸、28歳会社員逮捕
https://www.sankei.com/smp/west/news/151109/wst1511090031-s.html
川端康成は1世紀感覚が早かった 小川「犬を連れた少女にもいかにも川端お得意のネチッコイ視線を送ります」
天才と変態は紙一重
小説は事実よりも奇なり 吉野源三郎「君たちはどう生きるか」
聴取率週間に話題の本を取り上げたな
この道徳の教科書に載りそうなベタな話が何故 リバイバルヒットしているのか全く分からない。 だいたい毎週仕事あるときは聞いてるけど、パナソニックの人には物語がある、のCMが嫌い。 パナソニックのCMの最後の英語ナレーション
A Better Life, A Better World
これがホテル ライフ ホテル ワールドにしか聞き取れない 2018年
4/22放送分
今週の一冊
吉野源三郎『君たちはどう生きるか』(岩波文庫)
Today's Music 音楽との融合
・○と△の歌/小室等
・Friend For Life/エルシ・アルヴィス
・Sweet16/佐野元春 成人した叔父さんの解説を加える事で、
まだ幼いコペル君視点だと言語化できない感情まで読者に無理なく伝えられるようになっているのは、構成としては非常に上手いと思った
あと叔父さんのプロフィールで、大学卒業したての法学士という年齢職業のチョイスも絶妙
あと一曲目の『あたりまえ体操』みたいな小室等の歌って武満徹作詞作曲だったのかw 2018年4月27日20時11分 スポーツ報知
加藤清史郎が問う「君たちはどう生きるか」ベストセラー再現ドラマを熱演
ジャーナリストの池上彰氏が特別講師を務める、5月1日放送のTBS系「教えてもらう前と後」(火曜・後8時)で、
200万部を超えるベストセラー漫画「君たちはどう生きるか」を特集する。再現ドラマに俳優の加藤清史郎(16)が出演することになった。
特別講師の池上氏も小学生の頃から愛読しているという「教えてもらう前と後」。
再現ドラマで内容を伝えながら、若者へ、そして社会へ伝えたいメッセージを本文から一節を抜粋しながら紹介される。
再現ドラマでは俳優・長谷川朝春(46)が「おじさん」役、女優・中島ひろ子(47)が母役を務める。
「君たちはどう生きるか」再現ドラマに出演する(左から)中島ひろ子、加藤清史郎、長谷川朝春(c)MBS
http://www.hochi.co.jp/photo/20180427/20180427-OHT1I50153-L.jpg
http://www.hochi.co.jp/entertainment/20180427-OHT1T50207.html >>105
このドラマと池上彰の解説よりもメロディアスライブラリーの紹介の方が話は伝わった。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています