【小川洋子】Panasonic Melodius Library【藤丸由華】
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TOKYO FMからJFN全国38局ネットで毎週日曜10:00〜10:30放送
提供:Panasonic
作家の小川洋子さんが、古今東西さまざまな文学作品を毎週紹介する番組です。
あなたも是非、一冊手に取ってみてください。
番組サイト
http://www.tfm.co.jp/ml/
パーソナリティ:小川洋子(代表作『博士の愛した数式』『妊娠カレンダー』)
アシスタント:藤丸由華(フリー・元TOKYO FMアナウンサー)
番組で紹介された作品のバックナンバーはこちら
ttp://www.tfm.co.jp/ml/backnumber/index2017.html
ttp://www.tfm.co.jp/ml/backnumber/index2016.html
ttp://www.tfm.co.jp/ml/backnumber/index2015.html
ttp://www.tfm.co.jp/ml/backnumber/index2014.html
ttp://www.tfm.co.jp/ml/backnumber/index2013.html
ttp://www.tfm.co.jp/ml/backnumber/index2012.html
ttp://www.tfm.co.jp/ml/backnumber/index2011.html
ttp://www.tfm.co.jp/ml/backnumber/index2010.html
ttp://www.tfm.co.jp/ml/backnumber/index2009.html
ttp://www.tfm.co.jp/ml/backnumber/index2008.html
ttp://www.tfm.co.jp/ml/backnumber/index2007.html 坂口安吾の回でも思ったけど、なんか童貞の女性観フェチっぽい印象を受けた
「女ってそんな綺麗な物じゃないのよ!」 小川さんは中学の頃に読んだアンネの日記に感銘を受けて作家になってからアンネの隠れ家やアウシュヴィッツに行ってその紀行文も出版している
番組では毎年1/27アウシュヴィッツ開放の日近辺ではホロコースト関連の本を紹介しているが今回はリアルな体験談
何年か前に紹介したパトリック・モディアノの「1941年。パリの尋ね人」は興味深かったので時間があったら購入して読んでみたいなと思っていたが
まだ購入もしてなかったなぁ 今回主人公がアウシュビッツに抑留された経緯について、
冒頭でものすごく大事な話が抜けていたので捕捉
イタリアとドイツは同盟国として連合軍と戦っていたが、
1943年にイタリアは降伏して武装解除された
その際ナチスドイツが北部イタリアを侵攻し、イタリア王国から追放されたムッソリーニを首班とするイタリア社会共和国の樹立を宣言した
とはいえムッソリーニは傀儡にすぎず、実態としてはナチスに占領されたと言っても的外れではない
(南部のイタリア王国は連合軍に組み入れられ、これが現在の正統なイタリア政府に連なっている)
これが冒頭のナチスによるトリノ占領のおおまかな経緯
そしてこのために、主人公はアウシュビッツに抑留される事になった
HPが変更されないから、今日の一冊と音楽を紹介するまでの暇つぶしにカキコ まだ更新されないのか
とりあえず小川先生が泣きながら本書を読んだんだろうなという印象は、
今日の放送でのトークから受けた
番組リスナーとしてもニワカだけど、その印象が間違いでない事を心のどこかで確信してる 藤丸さんもアウシュヴィッツを訪れているね
彼女も毎週課題の本は読んでいるし単なるご案内役ではないね 2018年
1/28放送分
今週の一冊
プリーモ・レーヴィ『アウシュヴィッツは終わらない これが人間か』(朝日選書)
Today's Music 音楽との融合
・ピアノ・ソナタ第7番 第一楽章/ウルマン作曲:モリッツ・エルンスト(ピアノ)
・ダンテ交響曲 第一楽章「地獄」より 5曲目アンダンテ・アモロソ/リスト作曲:ブダペスト交響楽団、ジョルジ・レーヘル(指揮)
・ロマンツァ/アンドレア・ボチェッリ 2018年
2/4放送分
今週の一冊
『ネギをうえた人-朝鮮民話選』 (岩波少年文庫)
Today's Music 音楽との融合
・伽耶琴並唱「鳥の歌(セタリョン)」/韓国国立国学院
・トラジ打令(タリョン)/李金美(イ・クム・ミ)(歌)
・アリラン/イム・ヒョンジュ(歌) 予想に反してトークの面白い回だった
口からビームとかw
それにしてもいい人が大体死んじゃう辺りが生存環境の厳しさを思わせる 語り継がれた民話だから、どっかで聞いた事がある話が色々と混ざってましたが野暮な事は言ってはいけません
小川さんが最後に上手くまとめました
「物語には国境は無いなぁ、ギリシャ神話も古事記もイソップ物語も朝鮮の民話も
みんな一つの大きなひとつづきの物語なんだなぁ
その一部分を色んな人種の人々が各々分け合っているだけなんだなと言う気持ちがしました。」 カズオ イシグロの代表作の日の名残りは番組が始まった2007に小川洋子さんが選んで既に紹介していたのか
やるな 2018年
2/11放送分
今週の一冊
カズオ イシグロ『夜想曲集:音楽と夕暮れをめぐる五つの物語』(ハヤカワepi文庫)
Today's Music 音楽との融合
・惚れっぽい私(I Fall In Love Too Easily)/チェット・ベイカー
・ 無伴奏チェロ組曲 第2番 第一楽章/ブリテン作曲、ジャン=ギアン・ケラス(チェロ)
・ニアネス・オブ・ユー/ヒューストン・パーソン(サックス) 吾輩は猫である。名前はまだ無い
小川「小説の書き出しベスト10というものがあったら1位2位を争うものでしょう」
他に誰もが知っている小説の書き出しを思い浮かべると福沢諭吉の学問のすすめ、川端康成の雪国かな 2018年
2/18放送分
今週の一冊
夏目漱石『吾輩は猫である』第一週 (新潮文庫)
Today's Music 音楽との融合
・ピアノ三重奏曲/ガーデ作曲、トリオ・パルナッスス
・恋はやさし野辺の花よ/田谷力三
・猫/クレイジーケンバンド この特に物語やオチがあるわけでもない『猫』の構成が、なんとなく落語っぽかったかも
あと家の主人に共感を覚えてしてしまう
大飯喰らいで何でも手を出すけど、飽きっぽくて短気で癇癪持ちな所とか
リアルで他人として出会ったら、好きになるのは難しそうな人物だけどw >>67
猫歌の定番、黒猫のタンゴが無いな
次週は原曲のイタリア童謡の黒猫のタンゴの選曲を予想 2018年
2/25放送分
今週の一冊
夏目漱石『吾輩は猫である』第二週 (新潮文庫)
Today's Music 音楽との融合
・ピアノ五重奏曲イ長調 より 第2楽章"/ドヴォルザーク作曲、メナヘム・プレスラー(ピアノ)、エマーソン弦楽四重奏団
・リトル・チャイルド/ザ・ビートルズ
・黄昏を遊ぶ猫/東京スカパラダイスオーケストラ with中納良恵 確信が持てた
明治期の言文一致体の雛形は、江戸時代から口語文芸として確立していた落語や講談だ
漱石の場合は三遊亭円朝の落語かな 1906年 吾輩は猫である
1950年 スヌーピー
逆だったらパクリ扱いされていただろう
スヌーピーは漫画だが確か何年か前にメロディアス ライブラリーで取り上げたと思った。 2018年
3/4放送分
今週の一冊
エリック・カール『はらぺこあおむし』 (偕成社)
Today's Music 音楽との融合
・インチワーム/ラシェル・フェレル
・歌劇『魔笛』より「お前の魔法の調べはなんと力強いのだろう 」/モーツァルト作曲:アンソニー・ロルフ・ジョンソン(テノール)
・レインボー・コネクション/カーペンターズ 定番の絵本という事で小川先生・藤丸さんのオカンモード炸裂回だった
あと最後のカーペンターズはいい曲だけど、チョイスとしては合ってるかどうかちょっと微妙 藤丸さんのお子さんが生まれたのは去年か一昨年だと思ったけど
もう絵本を読んであげているのか 絵本や児童書を時々取り上げると藤丸さんや番組スタッフは
読書時間が短く済むので内心喜んでいるよな 小川洋子さんは佐野元春のファンだから
影裏の感想で「リアルに感じてしまう」とSOME DAYの一節が出てしまった。 放送予定
3/18 ルナール 博物誌
3/25 義経千本桜
4/1 大江健三郎 鳥
4月の予定が出たので春の番組改編を無事に乗り切ったかな 2018年
3/11放送分
今週の一冊
沼田真佑『影裏』 (文藝春秋)
Today's Music 音楽との融合
・SUNDAY MORNING/Velvet Underground
・夏の夜のワルツ/メリカント作曲、舘野泉(ピアノ)
・DIG A PONY/The Beatles 震災体験本と見せかけたゲイ小説でした
序盤は何か奥歯に物の挟まったような小川先生の口調が、
主人公の元カレが登場した頃から実に生き生きと饒舌に変化する様がまた聴いていて楽しかった 2018年
3/18放送分
今週の一冊
ルナール『博物誌』(岩波文庫)
Today's Music 音楽との融合
・『映像(イマージュ)』 第1集より 「水に映る影」/ドビュッシー作曲、ジャック・ルヴィエ(ピアノ)
・『博物誌』より「ほろほろ鳥」/ラヴェル作曲、ナタリー・シュトゥッツマン(アルト)
・蛙/イベット・ジロー 弟と一緒にバッタを分解していた幼少の小川先生
いわくサイボーグみたいだそうな
そういえばバッタとサイボーグで連想したけど、藤岡弘の仮面ライダー放送時だと小川先生がギリギリ年齢一ケタだった頃になる
もしかして仮面ライダーの影響もあった? もう少し上の世代の婆さんはバッタを捕まえると足をむしって飼い猫に食べさせていた 2018年
3/25放送分
今週の一冊
いしいしんじ現代語訳『義経千本桜』
出典:池澤夏樹=個人編集日本文学全集(河出書房新社)
Today's Music 音楽との融合
・大河ドラマ「源義経」テーマ/武満徹作曲
・義太夫「義経千本桜」鮨屋の段/竹本春子太夫(三味線:野澤松之輔 ほか)
・道行/寺尾紗穂 どんでん返しに次ぐどんでん返しと言ってたけど、
歌舞伎で4時間近く演じる作品を文字で一気に読んだらある意味当然だと思う
あと展開がご都合主義なのは、この作品は今でいうドラマ映画アニメのノベライズ本みたいな物だから
現代のラノベよりご都合主義になってしまうのは致し方なかろうか 藤丸「歌舞伎の義経千本桜は2回は観ている」
今回の本は意外にも藤丸さん推薦かな 2018年
4/1放送分
今週の一冊
大江健三郎『鳥』(新潮文庫「見るまえに跳べ」収録)
Today's Music 音楽との融合
・たのしいせいかつFeat.SOIL&"PIMP" Sessions/ぼくのりりっくのぼうよみ
・失われた幻影/メンデルスゾーン作曲:マレイ・ペライア(ピアノ)
・名前のない鳥/山崎まさよし 引きこもりという言葉が誕生する時代の、さらに半世紀近くも前に書かれた引きこもり小説でした
小川先生「1970年代当時の国語の先生たちは何を考えてこの小説を教科書に載せたんだろう?」
単純に編集に当たった先生が大江健三郎のファンだったからじゃないだろうか >>87
短編集「見るまえに跳べ」
岡林信康のアルバム「見る前に跳べ」はここから付けたのかな
岡林の選曲は無かった。 石牟礼道子「水はみどろの宮」
田舎で渡し船の船頭をしている無愛想なお爺さんの、お手伝いをしている7才の女の子が主人公の物語
アルプスの少女ハイジを彷彿させるシチュエーションですが
仲良くなった山犬に導かられて山の奥へ入って行き不思議な冒険が始まる童謡で面白そうな話でした。 2018年
4/8放送分
今週の一冊
石牟礼道子『水はみどろの宮』(福音館文庫)
Today's Music 音楽との融合
・春の小川/ひばり児童合唱団
・スピリット・オン・ザ・ウォーター/ボブ・ディラン
・水の物語り/尾崎亜美 番組では軽く流されたけど、挿絵はそれ自体が版画展になるほどの出来だそうな
ここから先は個人的な感想
水俣病を描いた『苦海浄土』の作者なだけに、ラストの水が浄化される場面で、
母親の代わりに水銀を体内に溜め込んで産まれてきた(あるいは産まれてこられなかった)子供を連想した 石牟礼道子さんは存じ上げていなかったので少し調べると
武田鉄矢が苦海浄土に感動して詞の一部を抜粋して海援隊で「水俣の青い空」という曲を作っていた。
時期は母に捧げるバラードの少し後で曲調は母に捧げるバラードと同様に語りサビでメロディーがつくパターン
シングルにはなっていないので知る人は少ない曲 1954年 川端康成「みずうみ」ストーカーの話
1958年 大江健三郎「鳥」引きこもりの話
それぞれ時代を先取りしていたな 川端康成「みずうみ」
小川さんが一番ドン引きしたシーンは
銀平が女をストーカー中に溝に隠れてそこに咲いていたすみれの花を食べて泣きそうになるシーン
自分もこのストーカーの変態行為が妙にリアルに感じてしまう
恐るべし川端康成 2018年
4/15放送分
今週の一冊
川端康成『みずうみ』(新潮文庫)
Today's Music 音楽との融合
・バレエ「白鳥の湖」より情景(第2幕)/チャイコフスキー作曲:ボストン交響楽団、小澤征爾指揮
・ホタル/スピッツ
公式サイトだと、一曲目に流れた『passion cachee〜秘めた思い〜 / 宮本笑里(バイオリン) 』が抜けてる 川端康成の足フェチっぷりがよく分かった回でした
そういえば伊豆の踊り子でも、14歳の太腿の描写が生々しかったような… >>95
そういえばこんな事件あったね
側溝に5時間寝そべりスカートの中のぞく…溝から「髪の毛」はみ出て発覚 神戸、28歳会社員逮捕
https://www.sankei.com/smp/west/news/151109/wst1511090031-s.html
川端康成は1世紀感覚が早かった 小川「犬を連れた少女にもいかにも川端お得意のネチッコイ視線を送ります」
天才と変態は紙一重
小説は事実よりも奇なり 吉野源三郎「君たちはどう生きるか」
聴取率週間に話題の本を取り上げたな
この道徳の教科書に載りそうなベタな話が何故 リバイバルヒットしているのか全く分からない。 だいたい毎週仕事あるときは聞いてるけど、パナソニックの人には物語がある、のCMが嫌い。 パナソニックのCMの最後の英語ナレーション
A Better Life, A Better World
これがホテル ライフ ホテル ワールドにしか聞き取れない 2018年
4/22放送分
今週の一冊
吉野源三郎『君たちはどう生きるか』(岩波文庫)
Today's Music 音楽との融合
・○と△の歌/小室等
・Friend For Life/エルシ・アルヴィス
・Sweet16/佐野元春 成人した叔父さんの解説を加える事で、
まだ幼いコペル君視点だと言語化できない感情まで読者に無理なく伝えられるようになっているのは、構成としては非常に上手いと思った
あと叔父さんのプロフィールで、大学卒業したての法学士という年齢職業のチョイスも絶妙
あと一曲目の『あたりまえ体操』みたいな小室等の歌って武満徹作詞作曲だったのかw 2018年4月27日20時11分 スポーツ報知
加藤清史郎が問う「君たちはどう生きるか」ベストセラー再現ドラマを熱演
ジャーナリストの池上彰氏が特別講師を務める、5月1日放送のTBS系「教えてもらう前と後」(火曜・後8時)で、
200万部を超えるベストセラー漫画「君たちはどう生きるか」を特集する。再現ドラマに俳優の加藤清史郎(16)が出演することになった。
特別講師の池上氏も小学生の頃から愛読しているという「教えてもらう前と後」。
再現ドラマで内容を伝えながら、若者へ、そして社会へ伝えたいメッセージを本文から一節を抜粋しながら紹介される。
再現ドラマでは俳優・長谷川朝春(46)が「おじさん」役、女優・中島ひろ子(47)が母役を務める。
「君たちはどう生きるか」再現ドラマに出演する(左から)中島ひろ子、加藤清史郎、長谷川朝春(c)MBS
http://www.hochi.co.jp/photo/20180427/20180427-OHT1I50153-L.jpg
http://www.hochi.co.jp/entertainment/20180427-OHT1T50207.html >>105
このドラマと池上彰の解説よりもメロディアスライブラリーの紹介の方が話は伝わった。 2018年
4/29放送分
今週の一冊
アンネ・フランク『アンネの童話』(文春文庫)
Today's Music 音楽との融合
・オール・シングス・ブライト・アンド・ビューティフル/キャサリン・ジェンキンス
・オーヴァー・ザ・レインボウ/ジュディ・ガーランド
・スタンド・ビハインド・ミー/キャロル・キング 『文学少女・洋子』こそが小川先生の根源であると見せつけられた回でした
小川先生のその後の人生を決定づけた一人なだけに 5/5(土) 23:00〜0:00 NHK Eテレ
「わが不知火はひかり凪 石牟礼道子の遺言」
先日番組で紹介された「水はみどろの宮」の作者の特集です。 ユダヤ人中学時代のアンネの親友の女性の証言によると
アンネは彼女が書いているほどモテてはいなかった。
これがポイント >>110
実は案外よくある中二病ノオトの類であって、世の中には彼女ぐらいの文才を持った女の子が掃いて捨てるほど転がってる可能性もあるんだな
そっちの方が想像としては楽しそう 2018年
5/6放送分
今週の一冊
T.S.エリオット『キャッツ−ポッサムおじさんの猫とつき合う法』(ちくま文庫)
Today's Music 音楽との融合
・おばさん猫のガンビー・キャット/「キャッツ」オリジナル・ロンドン・キャスト
・ラム・タム・タガー/ポール・ニコラス
・メモリー/福井晶一 今週の選曲が全部キャッツだった
それはいいとして、小川先生の謎の犬派アピールはちょっと気になった 小川家はラブラドールを飼っていたが猫は飼った事が無いのかな 2018年
5/13放送分
今週の一冊
三浦綾子『母』(角川文庫)
Today's Music 音楽との融合
・ただ憧れを知る者だけが/チャイコフスキー作曲、アレクサンドル・クニャーゼフ(チェロ)
・荒城の月/ヨゼフ・スーク(ヴァイオリン)
・讃美歌 山路こえて/KAY合唱団 ちょっと三浦綾子の宗教っぽい所が全面に出てきて苦手な回だった
遠藤周作といい、某宗教系の作家は理不尽な世界を理不尽なままで終わらせない所が個人的には気に入らない
仮に物語にの結末に救いがあったとして、本人が救われたらそれで良しって
宗教の布教活動としてはともかく文学としてどーなのよって捉えてしまう 女の半生記なのでNHKの朝ドラに取り上げられそうな話でした。
去年映画化されたので朝ドラは無いか アンネの日記に「下品なジョーク」 紙で隠した2ページ初公開
【5月16日 AFP】第2次世界大戦(World War II)中にナチス・ドイツ(Nazi)の強制収容所で死亡したユダヤ人少女、
アンネ・フランク(Anne Frank)の日記のうち、茶色い紙で隠されていた2ページ分の内容が研究者らによって初めて明らかにされた。
性にまつわる「下品なジョーク」が書かれており、当時10代前半のアンネが持っていた性への関心が示されていた。
AFPBB News 2018年5月16日 11:23 発信地:ハーグ/オランダ
http://www.afpbb.com/articles/-/3174759 冒険者たち ガンバと15匹の仲間
15匹では多過ぎて子供は全部のキャラを覚えきれないと考えたのかアニメでは7匹くらいだと思った。
マンプク・ボーボ→ボーボ
詩人・オイボレ→詩人
と脇役2匹のキャラを1匹にまとめたりダンスの得意なネズミは削除していたかな 2018年
5/20放送分
今週の一冊
斉藤惇夫『冒険者たち ガンバと15ひきの仲間』(岩波少年文庫)
Today's Music 音楽との融合
・ガンバのうた/河原裕昌
・あいこのじょーさ/奥山熊雄
・その線は水平線/くるり 島に向かう場面から流れる二曲目で、ガンバの冒険EDの『冒険者たちのバラード』を
聴いてみたかったw
あの陰鬱なメロディと凄惨な歌詞もまた冒険の一面なので
ところで斎藤惇夫先生が八丈島で見たという、妖しいイタチってどんなだったんだろう
ものすごく可愛いらしかったんじゃないかと思うけど アニメ ガンバの冒険 挿入歌 Wikipediaより
「早瀬川の唄」作詞 - 斎藤惇夫 / 作曲 - 山下毅雄 / 歌 -??菊池紘子(第1話)、弥永和子(第21話、第25話)
ノロイ島のネズミたちの間に伝わるという設定の歌。原作に登場した歌に曲を付けたもので、原作と同様に、終盤の物語のカギとなる歌である。
正式なレコーディングは行われておらず、劇中ではセリフ扱いで録音されたものが使用されており、
CDにも放送用の音声トラックから収録されている。
「風の世界」作詞・作曲 -??大貫妙子??/ 編曲 -??山下達郎??/ 歌 -??シュガー・ベイブ
第15話で、山小屋の男が聴いていたラジオから流れている歌。
EDもしくは挿入歌を選曲してほしかったな 2018年
5/27放送分
今週の一冊
与謝野晶子『みだれ髪』(角川文庫)
Today's Music 音楽との融合
・与謝野晶子
『みだれ髪』(角川文庫)
・別れのワルツ(ワルツ第9番)/ショパン作曲、ニキタ・マガロフ(ピアノ)
・髪をほどいて/bird あの悪名高い淫行教師与謝野鉄幹が、晶子との結婚後はさほど浮名も流さず、
12人もの子沢山家庭に収まった事を考えると
豊かすぎる性生活が透けて見えてくるwww
そのせいか小川先生も藤丸さんも終始テンションが高かったような >>123
1曲目は大瀧詠一の乱れ髪
3曲目のバードはみうらじゅんとの不倫妊娠奪略婚で恋多き女の意味も込めての選曲と推測
しかし角川文庫のマンガ表紙シリーズはセンス悪いな 番組hpでは小川さんが与謝野晶子の一生を朝ドラにしてほしい、藤丸さんと相談して晶子役は鈴木京香と語っていた。
与謝野晶子の半世記の映画「華の乱」を昔見たがその時の晶子役は吉永小百合でこれがミスキャストだったな
鉄幹役は緒形拳でこちらはハマっていた。 >>125
俺が思うに
あの萌え絵与謝野晶子の何がナンセンスかって、髪型がショートなのが致命的にダメ
髪に纏わる歌にしろ、藤丸さんが指摘した晶子の肖像画にしろ、
ものすごく長い髪でないと史実に忠実とは言えないのでは 余談
去年亡くなった与謝野馨元蔵相は与謝野鉄幹・晶子夫妻の次男の息子
つまり晶子の直系の孫 2018年
6/3放送分
今週の一冊
『ロシアの昔話』(福音館文庫)
Today's Music 音楽との融合
・別れのノクターン/グリンカ作曲、グースリ二重奏(M.ヴォロネーツ、A.ドガーダヴァ)
・ババヤガ(鬼婆)/リャードフ作曲、レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団、ムラヴィンスキー(指揮)
・カリンカ/ロシア民謡、オデッサ・バラライカス、リンダ・オブライエン(歌) 『おおきなかぶ』ってロシア民話だったのか
ロシアとは知らなかったが、大昔に絵本で読んだかもしれん
あと比較的メジャーなロシア民話といえば、番組では紹介されなかったけど
『おだんごパン』があったような それじゃロシア特集も終わったので
До свидания >>130
おおきなかぶに登場するのはカブ・おじいさん・おばあさん・孫・犬・猫・ネズミ
お城や王子様・お姫様が登場しないのでロシアの昔話とは知らないで自分も日本の昔話だと思っていました。
さてロシアのカブは桜島大根みたいに大きいのだろうか? >>132
気になったんで調べてみた
・日本の絵本では白いカブだが、原典のあるロシアとウクライナの絵本では黄色いカブ
・カブはカブでもどうやらスウェーデンカブと呼ばれるルタバガらしい
・このルタバガはカブでもダイコンでもなく、セイヨウアブラナの変種(まあ全部アブラナ科植物だがw)
・16世紀にはスウェーデンに自生していたらしく、ロシアやアイルランドにもある
・ちなみにハロウィンのジャック・O・ランタンは本来カボチャではなく、このルタバガを繰り抜いたランタンだった
・https://ja.wikipedia.org/wiki/ルタバガ
調べたところこんな感じ 倉橋由美子「暗い旅」
番組ではあえて取り上げなかったが二人称小説の文体や設定や表現法が
フランス人作家ミシェル・ビュトールの「心変わり」に酷似していて
盗作ではないのかと少し話題になったいわくつきの小説 小川さんは38年前大学生の時に「暗い旅」を古本屋で70円で購入したとの事
70円という金額が当時の古本屋ぽいですね
最近で安い古本といえばブックオフの108円かアマゾンの1円プラス送料257円(ボッタクリ価格の送料)が相場ですから 2018年
6/10放送分
今週の一冊
倉橋由美子『暗い旅』(河出文庫)
Today's Music 音楽との融合
・スピーキン・マイ・ピース/ホレス・パーラン・クインテット
・誰よりも君を愛す/和田弘とマヒナスターズ
・LOVER COME BACK TO ME (恋人よ我に帰れ)/ドナルド・バード(トランペット) 番組で流れた3曲中2曲がジャズ
同日のサンデーソングブックがジャズで棚つかだったのもあって、
最近のジャズプッシュって何かあるのかと勘ぐってしまう
残る一曲が作中で流れたという設定の『誰よりも君を愛す』(マヒナスターズ)
主人公の「あなた」はこの曲で涙したが、
自分は珍盤奇盤特集の『ラリラリ東京』っぽくて腹抱えて笑ってしまったw あと作品について
プロットだけなら一昔前のケータイ小説とかピクシブの自作投稿小説と変わらないけど、
構成と表現が違うだけで月とすっぽんの差が出る事に舌を巻いた
岡山から出てきたばかりのウブな女子大生だった洋子さんはどんな気分でこの本を読んだのだろうか
>>135
たしかに古本屋で買った時の金額が生々しかった 2018年
6/17放送分
今週の一冊
レオ・レオニ『スイミー〜ちいさなかしこいさかなのはなし』(好学社)
Today's Music 音楽との融合
・ビヨンド・ザ・シー/ボビー・ダーリン
・ギヴ・ア・リトル・ラヴ/アスワド
・ミー・マイセルフ・アンド・アイ/デ・ラ・ソウル 作品としてのスイミー単体については今更述べるまでもないけど、
作者のレオ・レオニがつい先日番組で紹介した『はらぺこあおむし』のエリック・カールの才能を発見したくだりは面白かった
あとオランダ出身の絵本作家といえば、7歳下にディック・ブルーナがいる 書いてる内に番組でニモに触れていたのを思い出した
スイミーの冒頭も相当悲惨だったけどニモも悲惨だったな
父親を除いて母親と兄弟全員食われたんだっけ >>139
聴取率週間に選んだのは小学2年の国語の教科書に載せている「スイミー」
児童書はこの前のロシアの昔話とその前の韓国の昔話は短編集でしたが今回はスイミー1編
語る事も少なく尺をもて余したのか曲の時間がいつもより長かったですね
逆に話が弾んだ回では曲が極端に短かったりしますね。 2018年
6/24放送分
今週の一冊
東山彰良『僕が殺した人と僕を殺した人』(文藝春秋)
Today's Music 音楽との融合
・レックレス/アイスT(ラップ)
・スリラー/マイケル・ジャクソン
・レット・ミー・ゴー/宇宙人 ゲイ要素のあるスタンド・バイ・ミーでした
作者本人から聞き出した証言「サックマンが誰かを決めずに書き始めた」というのは、
こればっかりは本を読むだけじゃどうしてもわからない >>143
話の構成からワンス アポン ア タイム イン アメリカを思い出した。
面白そうな話でしたね 今日の2曲はキャロル・キングかローラ・ニーロの曲かなと思ったら
フェアポート コンヴェンションというイギリスのフォークロックのバンドでした。
知らないバンドで素敵な曲だったのでアマゾンで初期のアルバム5枚組が2千円以下であったので早速購入 フェアポート・コンヴェンションをもう一回聴いたらキャロル・キングやローラ・ニーロよりもジョニ・ミッチェルが近いかな 2018年
7/1放送分
今週の一冊
夏目漱石 『硝子戸の中』(新潮文庫)
Today's Music 音楽との融合
・トロイメライ/シューマン作曲、伊藤恵(ピアノ)
・時の流れを誰が知る/フェアポート・コンベンション 今回は新宿区立漱石山房記念館で収録
藤丸さんのブログによると、空也のもなかが食べられるのはこの記念館にあるCAFE SOSEKIと銀座空也だけだとか
(空也もなかセット \600)
肝心の『硝子戸の中』を紹介するのに尺が全然足りてないよ! 漱石山房記念館の入場料は300円。建物の維持を考えると新宿区立だから安いですね
しかし夏目漱石に興味がある人でも一度訪れたら充分では無いだろうか
アメリカのヘミングウェイ記念館の入場料は14ドルと高いが
ヘミングウェイが飼っていた6本指の猫の子孫が数匹飼われているので猫目当ての来客が絶えないとの事
漱石山房記念館も経営に行き詰まったら最中よりも猫を飼った方が良いのではないかな 2018年
7/1放送分
今週の一冊
半藤末利子『漱石の長襦袢』(文春文庫)
Today's Music 音楽との融合
・ベートーヴェン:ロマンス ヘ長調/アイザック・スターン(ヴァイオリン)、ボストン交響楽団、小澤征爾(指揮)
・赤い鳥小鳥/古賀さとこ 孫の口から直接「漱石の『行人』が嫌い」とハッキリ聞いたのが衝撃的だった
あと夏目漱石の妻は孫から見てかなり面白い婆ちゃんだと
もし生前の漱石と半藤さんが出会っていたら、漱石がどんな祖父として半藤さんに接したのか少し気になった かこさとし「だるまちゃんとてんぐちゃん」
最近児童書の割合が増えた気がするが今日は三連休の真ん中で家族で車で移動中にラジオを聞いている人も多いので妥当なチョイスかな
「からすのパンやさん」もこの前聞いたばかりと思っていたが2015年放送でもう3年も前になってしまったのか 2018年
7/15放送分
今週の一冊
かこさとし『だるまちゃんとてんぐちゃん』(福音館書店)
Today's Music 音楽との融合
・だるまさんだるまさん/小鳩くるみ&庄司淳
・夢/ザ・ブルーハーツ
・WHY CAN'T WE BE FRIENDS/WAR だるまちゃんの家族の登場場面とその動きを番組で紹介してた通り、加古里子の絵本って1ページに書き込まれている情報量凄いんだよな
必ず脇の方で誰かが何かをやっているから、一ベージを必死に読み込んだり何回も読み返したりでかなり楽しめる
あ、俺加古里子作品だとくまちゃんシリーズが好き
くまちゃんのそこそこ裕福な暮らしぶりが、言葉遣いの上品さに説得力を与えていて ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています