【小川洋子】Panasonic Melodius Library【藤丸由華】
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TOKYO FMからJFN全国38局ネットで毎週日曜10:00〜10:30放送
提供:Panasonic
作家の小川洋子さんが、古今東西さまざまな文学作品を毎週紹介する番組です。
あなたも是非、一冊手に取ってみてください。
番組サイト
http://www.tfm.co.jp/ml/
パーソナリティ:小川洋子(代表作『博士の愛した数式』『妊娠カレンダー』)
アシスタント:藤丸由華(フリー・元TOKYO FMアナウンサー)
番組で紹介された作品のバックナンバーはこちら
ttp://www.tfm.co.jp/ml/backnumber/index2017.html
ttp://www.tfm.co.jp/ml/backnumber/index2016.html
ttp://www.tfm.co.jp/ml/backnumber/index2015.html
ttp://www.tfm.co.jp/ml/backnumber/index2014.html
ttp://www.tfm.co.jp/ml/backnumber/index2013.html
ttp://www.tfm.co.jp/ml/backnumber/index2012.html
ttp://www.tfm.co.jp/ml/backnumber/index2011.html
ttp://www.tfm.co.jp/ml/backnumber/index2010.html
ttp://www.tfm.co.jp/ml/backnumber/index2009.html
ttp://www.tfm.co.jp/ml/backnumber/index2008.html
ttp://www.tfm.co.jp/ml/backnumber/index2007.html 安部公房 箱男
箱は木箱かと思ったら段ボールで詳細な箱の作り方で小川さんは安部公房は自分で箱を制作したなと推測する
その後の箱の覗き穴から見える人の下半身特に女の足に興味をもつあたりで
安部公房は実際に上野駅あたりで箱の中に入って観察していたなと思った。
江戸川乱歩の人間椅子を彷彿させる変態度の高い小説でした。 箱男にお金を渡して病院に来るように勧める看護婦、病院に行って中庭から中を覗くと全裸の看護婦が・・・
この辺りは明らかに安部公房の願望ですな だいぶサボってしまったのでかなり古いアーカイブ
あと感想適当
10/28 正宗白鳥『リー兄さん』(講談社文芸文庫)
Today's Music
・ホーム・アゲイン/マイケル・キワヌーカ
・サンタ・ルチア/ナポリ・マンドリン・オーケストラ
・私の兄弟/サイモンとガーファンクル
老境に入ってから書いた作品というのが凄い 11/4 須賀敦子『コルシア書店の仲間たち』(文春文庫)
Today's Music
・ル・トレント/ダリダ
・忘れる木/波多野睦美、つのだたかし
・Paseo Pin(ピンの散歩)/笹久保伸
コルシア書店のオーナーの貴婦人が印象的
国の成り立ちより古い家柄の貴族ってイタリアに山ほどいそう
イタリア貴族で思い出したけど、スターウォーズのドゥークー伯爵を演じたクリストファー・リーの母親の実家がイタリアで貴族だったっけ 11/11 山田風太郎『笊ノ目万兵衛門外へ』(宝島社・時代小説傑作選)
Today's Music
・トラブル・マン/マーヴィン・ゲイ
・ルーザー/BECK
・愛と憎しみのバラッド/泉谷しげる
稲垣足穂・内田百間と並んで中島らものバイブルだったのが山田風太郎
昔インタビューやってなかったっけか
あとこの生真面目かつ破滅的な物語って奈須きのこあたりにも影響与えてそう 11/18 プレヴォ『マノン・レスコー』(光文社古典新訳文庫)
Today's Music
・何とすばらしい美人/ホセ・カレーラス(テノール)
・ひとり寂しくすてられて/アンジェラ・ゲオルギュー(ソプラノ)
数ヶ月前に紹介した小デュマ『椿姫』で、ヒロインが愛読していた遺品として登場した作品
番組で紹介された音楽は本数が少ないながらも一曲は長くていい感じ
物語としては前週とは別方向に破滅的だったのと、やっぱり小川先生は破滅的な物語があんまり好きじゃないなと感じた
それと恋愛にだらしないダメ男も嫌いなんだろう 11/25 放送分
今週の一冊
安部公房『箱男』(新潮文庫)
Today's Music
・アイ・アム・ア・カメラ/バグルス
・弦楽四重奏 第3番/バルトーク作曲、クロノス・カルテット
・はだかをみられた/ミスタンゲット 小川先生の趣味よりも作家性が全面に出た放送回
特に完成稿までに作品の10倍量のテキストを書いたというエピソードに対して、
小川先生が「天才でもそんな書くんだという事に作家として救われた」というコメントを残していたのが印象的だった
というかこの手の本って小川先生の好みからはかけ離れていそうなのに、
大学時代に買って読破してまだ本を持っているという導入部の紹介が意外だった 小川さんが大学生の頃は安部公房、中上健次、村上春樹などを読んでいないと友達の話についていけない雰囲気があったそうな
大江健三郎、村上龍は「など」扱いか 12/2 放送分
今週の一冊
久生十蘭『雲の小径』(ちくま文庫「名短篇、さらにあり」)
Today's Music
・飛行機/ビョーク
・聞かせてよ、愛の言葉を/ジュリエット・グレコ
・あなたが欲しいの/サティ作曲、ダンスリー(歌と演奏) 幻想ホラーっぽい描写と展開ながら、小川先生はこの作品を恋愛小説と評した模様
個人的には喜劇っぽいかなとは思ったけど
飛行機に乗る事そのものに孤独を感じた時代に誕生した小説 聴取率週間に選んだのは「ムーミン谷の冬」
ムーミンが冬眠する事、おしゃまさんの存在、そしてムーミンのアニメの主題歌の作詞は井上ひさしだったとは知らなかった。
何年か前にムーミンは核戦争後の世界の話でスナフキンは退役軍人とか言う都市伝説(後付けの作り話)が流れましたが
それはそれで良く出来た話だと思った。 12/9放送分
今週の一冊
『仮名手本忠臣蔵』 (松井今朝子訳 池澤夏樹=個人編集日本文学全集/河出書房新社)
Today's Music
・組曲『日本にて』より1曲目、「忠臣蔵」 / 小川典子(ピアノ)
・義太夫『仮名手本忠臣蔵』七段目「一力茶屋の段」 / 八世 竹本綱太夫 、七世竹本土佐太夫、三世豊竹つばめ大夫
・悪い星の下に / クリーム どんでん返しに次ぐどんでん返しだらけという展開は、
原作が4時間ほぼぶっ続けで見せられる芝居だという事を考えたら納得は行った
それと人妻に横恋慕する高師直の悪口雑言の所で
「いるのよねえこういう人」と吐く小川先生の言い方が印象に残った 12/9放送分
今週の一冊
トーベ・ヤンソン『ムーミン谷の冬』(講談社文庫)
Today's Music
・『樹の組曲』より「樅の木」 / シベリウス作曲、マリタ・ヴィータサロ(ピアノ)
・トゥティッキーの冬の歌 / ヨハンナ・グルスネル(歌)
・ムーミンのうた/藤田淑子 あのナポレオンを退けたおそロシアですら怯む凶暴なフィンランドの冬
そりゃムーミンでも冬眠でもしなきゃやってられないわな
リスが凍死する場面をこんなにも美しく描写した作品って他にないんじゃないだろうか
おしゃまさんをトゥティッキーと呼ぶのは、途中で流れた曲のタイトルで初めて知った 12/23放送分
今週の一冊
アンデルセン『モミの木』(岩波少年文庫)
Today's Music
・若葉のころ / ビージーズ
・最初の喪失 / メンデルスゾーン作曲、ゲーテ詩、バーバラ・ボニー(ソプラノ)
・ウィンターナイト / エンヤ 児童文学扱いされてる割に、登場するガキに可愛げもなければ感情移入もできない
おまけにもみの木が一時の栄華と引き換えに、自分が子供の頃に持っていた
幸せな境遇をどんどん失って行くという大変苦い作品
こんな文章をもし純真無垢な子供に読ませようとして書いたのであれば、
アンデルセンはどこまで屈折した心理の持ち主だったのだろう…
次回は年末恒例マイベストブック 2018年マイ・ベスト・ブック
小川さんが選んだ3冊は正宗白鳥「リー兄さん」武田百合子「ことばの食卓」東山彰良「僕が殺した人と僕を殺した人」
藤丸さんが選んだ3冊は吉野源三郎「君たちはどう生きるか」かこさとし「だるまちゃんとてんぐちゃん」城山三郎「官僚たちの夏」
私が番組を聞いて面白そうだから購入した本は石牟礼道子「水はみどろの宮」山田風太郎「笊ノ目万兵衛門外へ」(短編集) やべー時間がない今年の放送回は今年の内に
12/30放送分
2018年マイ・ベスト・ブック
正宗白鳥『リー兄さん』(講談社文芸文庫)
他
小川洋子選:東山彰良『僕が殺した人と僕を殺した人』、武田百合子『ことばの食卓』
藤丸由華選:
マイ・ベスト・ブック-吉野源三郎『君たちはどう生きるか』
城山三郎『官僚たちの夏』、かこさとし『だるまちゃんとてんぐちゃん』
Today's Music
・キミのいない食卓 / さかいゆう ( 10/14放送、武田百合子『ことばの食卓』 )
・FRIEND FOR LIFE / Elsi Alvizu ( 4/22放送、吉野源三郎『君たちはどう生きるか』)
・THRILLER / Michael Jackson ( 6/24放送、東山彰良『僕が殺した人と僕を殺した人』) なお川端康成『みずうみ』(4/15放送)も小川先生のマイベストブック候補
ただし川端康成が複数回選ばれるのは問題なので殿堂入り
個人的に気になった小説は沼田真佑『影裏』(3/11放送)
震災小説と見せかけて実は…
あと武田百合子『ことばの食卓』も食べ物に関するエッセイと見せかけて実は…
という風に裏テーマが美味しそう 明けましておめでとうございます
番組は12年目になりましたが今日紹介したサリンジャーは3回か4回目の紹介ではないかな
確かライ麦畑でつかまえてを紹介した時は小川さんがファンでもある佐野元春をゲストに迎えて放送したと思った。 神谷美恵子「生きがいについて」
五木寛之の生きるヒントよりも踏み込んだ話で
生きがいと時間には濃密な関係性があるなど興味深い話が聞けました。
選曲では由紀さおりの「生きがい」を期待しましたがラブソングだから外されたかな 学問のすすめ
藤丸さんが風邪をひいたのか鼻声でした。番組が4本撮りだとしたら今月はずっと鼻声だろうか
ビートたけしのドラマ学問ノススメの主題歌を選曲から外したのは残念 手塚治虫 ガラスの地球を救え〜二十一世紀の君たちへ
手塚治虫のアニメでは子供向けに善は悪に勝つとか分かりやすい作りだったが
マンガを読むと少年漫画でも時々不条理な終わり方をして考えさせられる事があったな
そして藤丸さんは今日も鼻声でした。 ジョン・スタインベック 怒りの葡萄 前編
タイトルくらいは聞いた事はあるが一生読まないであろう長編名作をあらすじだけでも紹介してもらえるのは有難い
藤丸さんは今日も鼻声 後編終わり
…結局トム自身がかなり問題の多い性格なのでは? 怒りの葡萄 後編
前編後編とあらすじを聞いて良く似たシチュエーションの映画山田洋次監督の「家族」を思い出した。
少し調べてみるとやはり怒りの葡萄がアイデア元との事
そして藤丸さんはまだ鼻声でした。 ロスタン「シラノ ド ベルジュラック」
去年だったかE テレでこの舞台が放映されてその時のシラノ役は吉田銅太郎が付け鼻をして演じていた。
好きな女性の幸せを影ながら見まもる男の一生の話と言う事で「無法松の一生」を思い出したな 藤丸さんの鼻声は治っていました。
と言う事は番組は月一収録で4本か5本録りかな シラノのヒロインの名前はロクサーヌ、ポリスでロクサーヌと言う曲があったのを思い出してwikiで調べると
ポリスのリードシンガー、スティングは、1977年11月にフランスのパリにあるナッシュヴィル・クラブでの演奏時に見かけた娼婦に刺激されてこの曲を作曲した。
曲の題名はホテルのロビーに掛かっていた古いポスターに載っていた『シラノ・ド・ベルジュラック』の登場人物名から取られている
との事、今日はロクサーヌを選曲に入れてもよかったな この番組はアーカイブ放送を配信したり福島の図書館にメロディアライブラリーの企画コーナーを作ったりと
意外と人気があるのかな、それともスポンサーのパナソニックが推しているのか 「オズの魔法使い」
言わずと知れた児童文学の名作中の名作、英の不思議な国のアリス・米のオズの魔法使いと言ったところか
さて何故今日紹介したのだろう?作者の誕生日と命日そして本の発行日は調べてみたら全て5月
今日は聴取率週間でもないようなので謎です 3/31
今週の一冊
ボーム『オズの魔法使い』(新潮文庫)
・オーヴァー・ザ・レインボウ / ジュディ・ガーランド TODAY'S MUSIC
・オーヴァー・ザ・レインボウ / ジュディ・ガーランド
・ディンドン!魔女は死んだ! / バーブラ・ストライザンドwith ハロルド・アレン
・ビリーブ・イン・ユアセルフ / レナ・ホーン 話の導入が今年のプリキュアの一話っぽいと思った
犬を追って竜巻に吹き飛ばされた主人公の女の子が恐ろしく肝の座ってる所とか
あとどんな結末だったか正直忘れてた 2019年04月07日
今週の一冊
檀一雄 『花筐』(光文社文庫)
Today's Music
・『抒情小曲集』より「憂うつなワルツ」/グリーグ(作曲)、エヴァ・ポブウォツカ(ピアノ)
・メメント・モリ/アンドロップ&Aimer
・ヤング・アンド・フーリッシュ/トニー・ベネット、ビル・エヴァンス(ピアノ) 裸で泳ぐ少年の姿に三島由紀夫の性癖の原点を見た小川先生と藤丸さん
なお俺は煮えたぎる湯の中の金貨を掴む場面で、
ドラゴンクエスト〜ダイの大冒険〜の序盤にあったフレイザードのメダルのエピソードを思い出した
今思うと三条先生は花筐も漫画原作に取り入れていたのかもしれない 帰ってきたメアリーポピンズ トラヴァース
最近はメリーと表記しないのか、そしてメリーポピンズの続編があった事は映画化されるまで知らなかった。
昔メリーポピンズの映画を見た時にはドラえもんの元ネタ満載で驚いた。
煙突掃除の歌チムチムチェリーは哀愁漂うメロディーで好きな曲だが今日はかからなかったなリターンズでは使われていないのだろうか 4/14今週の一冊
川端康成『山の音』(新潮文庫)
Today's Music
・あなたを夢見て/ダン・ハートマン
・『レ・シルフィード』から「華麗なる大円舞曲」/フィラデルフィア管弦楽団、ユージン・オーマンディ(指揮)
・郷愁/斉藤和義
息子の嫁の菊子は20歳前後ってやっぱり川端はロリコンだった
性癖的に小川先生の嫌いなタイプだろう
ロリコンが鼻につくフィリップ・K・ディック回がおそらく番組史上最低レベルの回だったし
だがそういう人にも読ませる川端の筆力ってやっぱりノーベル賞に値するんだろう 4/21
本日の一冊
トラヴァース『帰ってきたメアリー・ポピンズ』
(岩波少年文庫)
・ひっくりカメ/トプシー(島田歌穂)
・本は表紙じゃわからない/メリー・ポピンズ(平原綾香)、ジャック(岸祐二)
・The Place Where Lost Things Go/Amily Brant ポピンズがナルシストであると看破した小川先生が鋭い回だった
勝手なイメージだけどイギリス人はみんなポピンズみたいな性格を持っているのかもしれない 内田百聞 件(くだん)
件(くだん)とは半人半牛の日本各地で知られている妖怪との事
似た話で思い出したのはやはりカフカの変身、そして小松左京のくだんのはは 藤丸由華さんが2回目の産休と言う事で来月から前回の代行と同様に小山ジャネット愛子さんがアシスタント
やはり番組は月一収録かな、前回の藤丸さんの産休は2か月だったが今回はどうだろう 源氏鶏太 青空娘
タイトルとストーリーはNHK 朝ドラみたいでした
この前NHK 第1(R1)の日曜名作座でも源氏鶏太の短編をいくつか取り上げていたが最近再評価されているのかな
選曲は1曲目のマリーザ・モンチ 空(オ・セウ)が素敵な曲でした。
ブラジルの曲でボサノバではないポップスを取り上げるとは、こちらの選曲スタッフの守備範囲の広さに脱帽 カフカ 断食芸人
修行僧が断食をして悟りを得ると言った話では無いな、なんだろう?
断食芸人のモチベーションとは裏腹に世間の興味は薄れていくあたりはリアルで面白かった。 向田邦子 父の詫び状
来週は父の日なので選んだとの事、来週は聴取率週間でドリトル先生を取り上げたいので今週に前倒しされたか
向田邦子の作品は好きで本も何冊か読んだのだが父の詫び状は未読
しかし何故かストーリーは知っていた、テレビドラマを見た記憶も無い、おそらく何かのラジオ番組で紹介されたのを聞いたのだと思う
タイトルの「父の詫び状」の原因、お客さんが酔ってゲロを玄関に吐いて母親が拭き掃除をして邦子もそれを手伝った描写を省いたのは説明不足かな 石坂洋次郎 青い山脈
吉永小百合が主演の映画では撮影当時(昭和38年)の時代設定だったので原作が昭和22年とは知らなかった。
小川さんと小山さんの会話を聞くと小山さんも産休の藤丸さんと同様に課題の本はしっかり読んできている事が分かりますね >>254
一応粗相とは言ってた
言いたい事はわかるけど日曜の朝からゲロというのは、ねえ… トールマン・カポーティの短編集から「ミリアム」と「夜の樹」
夜の樹を紹介した後で流したscreamin jay hawkinsのI put a spell on you .は自分は映画stranger than paradise で知った曲でしたが
小川さんと小山さんの言う通り「夜の樹」にピッタリ合ってましたね 永井荷風 断腸亭日乗
日乗とは日記の事、日記と言っても後に出版するつもりで書かれた多少脚色もあるエッセイと言ったものかな
番組は12年目を迎えたと言う事で市川市文学ミュージアムからの放送
この番組は4月か10月の番組改変期ではなく何故か7月から始まっているのですね 今回はゲストに川本三郎を招いて永井荷風を解説してもらう形式、先週のカポーティの「夜の樹」の翻訳も川本三郎
彼の声を聞くのはこれが初めてですがお爺さんの声ですね、調べたらもうすぐ75才との事
彼が1970年頃に朝日新聞社で働いていた時の自伝的映画マイ・バック・ページは好きな映画です 番組hp によると小山ジャネット愛子さんは実はメロディアスライブラリーの前番組を担当していたとの事。
縁があるんですね
Record Discovery はTOKYO FM をキーステーションとしてJFN 系列全国38局ネットでかつて放送されていラジオ番組。
2007年5月 - 6月に毎週日曜10:00 - 10:30に放送された。パーソナリティーの小山ジャネット愛子が毎週1枚過去のJ-POPの名盤を紹介していた。 メロディアス・ライブラリーが7月に始まった経緯
もともとこの時間は同年3月まで10:00 - 10:55までの枠でMAZDA SUPER SUNDAY→MAZDA MUSIC JAMが放送されていた。
しかし、マツダがスポンサー撤退、番組が終了となり4月からスポンサーのない状態となった。
4月の1ヶ月間はつなぎ番組としてアースデー関連番組「Message to the Blue Planet」を放送した。
5月になり10:30 - 10:55はYKK APがスポンサーにつき、「YKK AP presents 内田恭子のウチ・ココ〜ウチだけ、ココだけの話」が開始されたが、
10:00 - 10:30はスポンサー無しのままであった。そのつなぎ番組として開始されたのが「Record Discovery」である。
6月になるとRecord Discoveryの枠でPanasonicのプラズマテレビ「VIERA」のスポットCMが流れるようになった。
そのPanasonicは7月から同枠のスポンサーとなり番組を「Panasonic Melodious Library」に改めることとなりRecord Discoveryが終了となった。 本日から藤丸由華さんが復帰、ご出産おめでとうございます。
そして小山ジャネット愛子さん3ヵ月間お疲れさまでした。
月1収録の番組とは言え課題の本はしっかり読んでおかないといけないので大変だったと思います
彼女のブログにはこの3ヵ月で読んだ本が山積みした写真が載せてありその苦労が垣間見れました。 佐多稲子 水
タイトルの水は話の本筋とは外れて駅で蛇口が閉め忘れていて水が出ていたので母親の死で泣いていた主人公が無意識に蛇口を閉める事
余計は説明は一切無しの粋なタイトルですね ニール・サイモン おかしな二人
まずハヤカワ演劇文庫の存在を知らなかった。調べたら2006年に刊行していたのか
「おかしな二人」は昔ビデオを借りて見て何年か前にまた見たくなってツタヤに行ったが置いてなかったな
ジャック・レモンの映画はビリー・ワイルダー監督作品は大体置いてあるの「おかしな二人」は別の監督か
今日の放送を聞いてまた見たくなったのでアマゾンでDVD を購入しようかな 聞ける時はだいたい聞いてるんだが、パナソニックの芝居じみたCMが苦手。
CM作ってる奴、もうちょい自然にやれんのか?と言いたい。 藤本和子「塩を食う女たち、聞書・北米の黒人女性」
選曲
アレサ・フランクリン Baby I Love You
エラ・フェツジェラルド&ルイ・アームストロング Summer Time
黒人人種差別の代表曲のビリー・ホリディ奇妙な果実はあえて外したか 小川洋子さんが風邪をひいたのか鼻声
番組は月1収録だから9月は毎週鼻声かな 今週の一冊
田辺聖子『雪の降るまで』
(角川文庫「ジョゼと虎と魚たち」)
Today's music
・IT'S NOT THE FIRST TIME/笠井紀美子
・I LOVE YOU FOR ALL SEASON/Mariposas Del Alma 性行為を連想させる描写を語る時の小川先生のテンションがおかしかったw
それにしてもド淫乱な中年女の姿を品よく描くのって簡単そうでほとんどの人はできないかも
よっぽどの人生経験と筆力と才能がなければ 阿部昭「天使が見たもの」解説は深夜特急の沢木耕太郎
救いの無い終わり方の泣ける話でした。実話を元に書かれたそうなので是枝裕和が映画化しそうな内容でしたね
1曲目 アルゼンチンタンゴ・バンドネオンの名手ピアソラの曲はちょっと違うかな
2曲目 心理学者の河合隼雄がフルートを演奏していたとは知らなかった。
少し調べて見ると京都大学交響楽団に所属していて58歳から再びフルートを習い始めたとの事
3曲目 ジョン・レノンはmother ではなくlook at meを選ぶあたり番組の選曲スタッフのセンスの良さが光る 今村夏子「むらさきのスカートの女」
どこの町にも居そうな少し風変わりな女に興味を持ちストーカーをすると
今仕事を探しているようなので自分の勤めている職場に誘導していくと言う
聴取率週間に選んだ面白そうな話だったので購入したくなりました。
選曲は1曲目の友部正人と3曲目の中本マリは良かったが
2曲目のポリスの見つめていたいは的外れかな ルシア・ベルリン「掃除婦のための手引き書」
表紙の写真は著者で女優さんみたいとの事なのでhp の写真を見ると確かに美人
誰かに似ていると思ったら若い頃の梅宮クラウディアかな
選曲はどちらも良く2曲目のチリの女性シンガーアナ・ティジュはピアフやザーズと似た歌声で好きな声でした。 池波正太郎「錯乱」この時代小説がすごい!時代小説傑作選より
この短編集でのランキング
1位 伊東潤「国を蹴った男」
2位 笹沢左保「赦免花は散った」
3位 池波正太郎「錯乱」
4位 山田風太郎「笊ノ目万兵衛門下へ」
5位 坂口安吾「直江山城守」
番組ではこれまで1位から4位を紹介して山田風太郎の笊ノ目万兵衛が
面白そうだったので以前この短編集を購入していて今回は予習が出てきた。 山口瞳「居酒屋兆治」
選曲はRC サクセションの多摩蘭坂と中島みゆきのダイヤル117
どちらもシングルにはなっていない隠れた名曲で自分も好きな曲ではあるが
映画の挿入歌にもなった加藤登紀子の時代遅れの酒場をなぜ選曲しない
番組スタッフは本は最近読んだが映画はだいぶ前に見たきりで加藤登紀子の歌は忘れてしまっていたのだろうか
そして今日は作者の紹介があまり無かったが、ちなみに山口瞳は男性作家です ジョン・バッカン「魔法のつえ」
藤子不二雄の二人が子供の頃に愛読してドラえもんの原点となった作品
ドラえもんの元ネタとしてはメリーポピンズの方が強い気がする
子供の世話係、大きな家具も入ってしまう不思議なバッグは四次元ポケット、空飛ぶ傘はタケコプター 12/22 松本清張『熱い空気』
先週の時点で年末12/29マイベストブックの告知があったのにその前週の予告がなかったので、
すわ特番かと思った 美女と野獣
呪いが解けた野獣はハンサムな王子でした。
小川「こんなうまい話があっていいのか」 2019年12月15日
ボーモン夫人『美女と野獣』(角川文庫)
Today's Music
・美女と野獣/セリーヌ・ディオン&ピーボ・ブライソン
・やさしい心/グスタフ・レオンハルト(クラヴサン)
・愛せぬならば/福井晶一 序盤で三姉妹の末妹ベラが、
「何も欲しくないけど姉たちがお願いするなら私も薔薇ぐらいお願いしておこう」と考えた所に、
シェークスピア『リア王』の末娘コーネリアスの悲劇の痕跡を見た
あの教訓を活かして、コーネリアスのようにカドが立たないように振る舞う知恵を持った娘なんだと読者に印象付ける効果があったんだな 英文学界の最高峰ブッカー賞の主催団体は2日、賞の国際版である「ブッカー国際賞」の今年の候補6作品を発表し、
作家の小川洋子さんの「密やかな結晶」が候補に入った。受賞作の発表は5月19日。
ブッカー国際賞は2005年に創設。18年に受賞したポーランドの女性作家オルガ・トカルチュクさんは、
昨年に2年分がまとめて発表されたノーベル文学賞で18年の受賞者となった。(共同)
2020.4.3 07:14
https://www.sankei.com/life/news/200403/lif2004030014-n1.html >>280
岡山生まれな昭和の文学少女がこんな殆どの人がたどり着けない境地にまで至るというのは凄い
本人の人生がドラマにできるし、50年後も朝ドラがあったら小川先生がヒロインになれそう 昨日E テレで100分で名著でカミュのペストを再放送したが
メロディアス・ライブラリーではカミュの作品は異邦人は紹介したがペストはまだだと思うのでコロナ禍で番組にリクエストが多数来ているのではないかな
6月の聴取率週間の頃にペストを取り上げるのではないかと予想
しかしカミュのペストのテーマは疫病を比喩したナチス占領下にあったレジスタントと対独協力派の人たちの事を書いた小説であったりする スベトラーナ・アレクシエービッチ「チェルノブイリの祈り〜未来の物語」
「何度もこんな気がしました。私は未来の事を書き記している」
小川さんも藤丸さんも敢えて口にはしませんでしたが福島原発事故を暗示しているね
「国家の利益の為に見たことは言いふらすなと念書を書かされた」
中国の武漢でも今同じ事が行われている気がする。
2曲目のウクライナ出身のナターシャ・グジーの「希望の灯」は胸に染みました。
選曲スタッフの守備範囲の広さに脱帽 放送予定
4/19 川端康成『掌の小説』
4/26 宮澤賢治『グスコーブドリの伝記』
5/3 ジャック・ロンドン『野生の呼び声』
この番組は月1収録で4本か5本録りなので5/3の予定が出ていると言うことは5月分は既に収録済みかな?
コロナ禍で6月以降は再放送になるかもしれない 番組の収録もそろそろ厳しそう
小川さんが芦屋から上京して収録してるんだろうし
東京への行き来とか危ない ジャック・ロンドン「野生の呼び声」
今回からしばらく小川さんは関西から藤丸さんは東京からの回線を繋いでオンライン収録との事で2人の声がこもっていた。
「野生の呼び声」は前回のジャック・ロンドンで紹介した「火をおこす」と同様にカナダでのゴールド・ラッシュの時の話なのだが
選曲は的外れなデュラン・デュランであった。
カナダ、ゴールド・ラッシュ、とくれば直ぐにニール・ヤングのアフター・ザ・ゴールド・ラッシュを思い付くのだが
調べたら、この曲は前回の「火をおこす」で使っていたのか 明日の放送のために内田百闖遠ヌ
どんどん引き込まれていってしまい、読後感の満ち足りた淋しさが強烈
放送がたのしみ 7月は番組周年記念でロケ企画をしてきたが今年はコロナの影響でロケは中止して再読企画との事
再読って単なる再放送かな? 7月分収録時にはコロナも少し治まっていたらしく3ヵ月振りのスタジオ収録との事
でも最近東京ではコロナの感染者が100人を超えているので来月は、またどうなるか分からない
再読企画は再放送では無かったですね 宮沢賢治 銀河鉄道の夜
前回紹介したのは2007年7月8日
物語に天の川が出てくるので7/7近辺に紹介しているのだろうか?
再読企画は当然小川さんの作品も候補に上がっていたと思われるのだが、辞退したかな 江戸川乱歩 鏡地獄
鏡に異常に興味をもった男が最後に球体の内側を鏡張りにして中で発狂して死んでしまう話
江戸川乱歩なのでそれまでに変態的な描写が多数有り
なぞなぞで、全面鏡張りの部屋に入るとどんな風に見えるでしょう?と言う問題があって
その答えは、暗くて何も見えない ダフネ・デュ・モーリア 鳥
ヒッチコックの映画「鳥」の原作があったとは意外
映画では人間ドラマは殆ど無く、鳥の大軍が突然襲って来る話に徹していたので映画の脚本だけだと思っていた
原作の小説での主人公を排除して単なるホラー映画に仕上げたヒッチコックは流石 ウホッホ探検隊 千刈あがた
田中邦衛が出演していた映画を昔見たような気がしたのだが内容を全く覚えていなかった
今回の紹介は面白そうだったのでDVD を借りてまた見たくなった。
ツタヤに置いてあるだろうか? 山田詠美 ぼくは勉強ができない
選曲
Wonderful world /sam cook
Seek and you shall lind/marvin gay
この選曲は話に合わせたと言うより作者の山田詠美に寄せた感が強いな
今日の本の紹介とこの選曲ならば山田詠美も満足しているであろう 横溝正史 八つ墓村
映画やドラマでは金田一耕介が主役で進んでいく話でしたが
原作では金田一が登場したのは話の終盤というのは意外でした。 三島由紀夫 午後の曳航
今年は三島由紀夫が没後50年と言う事でNHKでも総合とEテレで彼のドキュメント番組をやっていました。
少し調べたらメロディアス・ライブラリーで彼の作品を取り上げるのはこれが4回目で代表作の「金閣寺」「潮騒」「命売ります」は既に紹介済み
三島由紀夫で直ぐに思い付く曲と言えば遠藤賢司のカレーライスなのだが何故か番組ではまだ選曲していなかった。 ハインライン 夏への扉
1956年に書かれたSF小説で舞台は近未来の1970年と2000年
ジョージ・ハリスンのマイ・スイート・ロードは1970年に発表の曲だから選曲したそうだが的外れな選曲かな
小説では2000年には金が人工的に作られて金の価格が安くなっている設定だったので
1970年に発表した曲ならニール・ヤングのアフター・ザ・ゴールド・ラッシュの方が話に合っていた
山下達郎の夏への扉は作詞が吉田美奈子だったとは知らなかった。 そういえば最近とても久しぶりに夏への扉を読んだ
歳とってから読むと以前とは少し違う印象を受けた かわいそうなぞう
食べ物を貰う為に一生懸命に芸を続けるとか泣けるんだ
この話を元にドラえもんで「ぞうとおじさん」と言う話があるのだが、こちらはハッピーエンド いつもオープニングで流れてる曲ってなんてタイトルなんだろう ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています