農林水産省は12月25日、ネオニコチノイド系農薬の一種である殺虫剤スルホキサフロルを農薬として新規登録した。
同剤は、ミツバチへの毒性が強いことから、米国では厳しく使用制限され、フランスでも一時禁止とする予備判決が下されている。
欧州委員会は2013年から、ネオニコ系農薬3種(クロチアニジン、イミダクロプリド、チアメトキサム)の使用の暫定禁止措置を継続している。
2018年春をメドにネオニコ系農薬3種は全面使用禁止(温室を除く)になる予定だ。

ネオニコチノイド剤(クロロニコチニル剤)

物質名としてイミダクロプリド、アセタミプリド、チアクロプリド、ニテンピラム、クロチアニジン、チアメトキサム、ジノテフランの7種
とくに昆虫の神経系にはたらき、有機リン剤同様にはたらく。残留性が高く、作物に浸透するため、洗浄しても薬剤を落とせない
(商品名:スタークル、ダントツ、アクタラ、モスピラン、アドマイヤー、マツグリーンなど