2018年11月1日 (木) 12:00
 ケルト人たちが伝えてきたアイルランドやウェールズ地方の神話・ケルト神話に登場する、伝説の半神の英雄「クー・フーリン」。その「クー・フーリン」が使用していた伝説の武器「ゲイボルグ」をご存知でしょうか。

 今回紹介する、れぎゅらーさんが投稿した『【ファンタジー武器をゆっくり解説】第十四回 ゲイ・ボルグ』という動画では、音声読み上げソフトを使用して、同人ゲーム『東方Project』のパチュリー・ノーレッジとレミリア・スカーレット、
フランドール・スカーレットの三人のキャラクターが、ケルト神話に登場する伝説の英雄「クー・フーリン」と「クー・フーリン」が持つ槍「ゲイボルグ」の歴史と性能について解説を行います。



伝説の武器「ゲイボルグ」が登場するケルト神話とは?

パチュリー:
 それではケルト神話に登場する伝説上の槍「ゲイボルグ」の話をさせてもらうわね。

(写真)
左のキャラクターからパチュリー・ノーレッジ、右上にフランドール・スカーレット、右下にレミリア・スカーレット。

 ゲイボルグはケルト神話に登場する伝説上の英雄「クー・フーリン」の持つ槍ね。ケルト神話はケルトの神々に関する話や、鉄器時代のケルト人の宗教、伝承体系を表したものの総称ね。


 ケルト人とは紀元前1,500年から1,000年頃に中央アジアからヨーロッパに渡米してきた民族の事よ。最盛期にはヨーロッパの大部分に勢力を拡大したわ。

フランドール:
 へー! ってことはヨーロッパ全体を舞台とした神話って事?


パチュリー:
 いや、一般的にケルト神話と認知されているのは、アイルランドとウェールズ西部を舞台とした伝承になるわね。

 ケルト人は一般的な民族意識を持っていなかったとされており、政治的統合も文化的中心地も持ち合わせていなく、同じケルト人でも地域によって信仰する神すら違っていたようなのよ。

 ケルトの神々については少なくとも300以上神の記録が残っているのだけど、その多くが地域の守護神的な位置づけで、広く信仰されていた訳ではなかったようなのよね。


 結果ケルト系独自の文化や信仰は、次第に他民族やキリスト教等に吸収された。しかしウェールズ西武とアイルランドにいたケルト人には影響が及ばなかったようで、結果この地域を舞台とした伝承だけが残った格好になった訳ね。

 でもね、遺伝子研究が飛躍的な進歩を遂げたことによって、実はブリテン諸島にいた人たちって本当はケルト人じゃないんじゃね? っていう意見が出て来てるのよね。

レミリア:
 え!? じゃあケルト神話って呼び方は適切じゃないって事?

パチュリー:
 いや、そこまでの話にはなっていないけど、ブリテン諸島のケルト人に関する話は現地では結構モメてるようで、政治問題にも発展している感すらあるわね。

 話をゲイボルグに戻すわね。持ち主であるクー・フーリンは、ケルト神話の中でもアルスター神話群と呼ばれる物語群の中に登場するわ。


 さっき言ったような経緯もあってか、ケルト神話は複数のグループに分かれているの。アルスター神話群はケルト神話の中ではアイルランドの神話だけをまとめたグループ。その中の4つの物語群の1つで、ケルト神話から見れば孫グループ的位置づけね。

 ケルトの神々の多くが地域の守護神的な位置づけでり、広く信仰されていた訳ではなかったことにコメント欄では、「万物にってわけじゃなく地域ごとに担当が違うタイプか」「大陸と島がちがうってのが出てたような」といったコメントが寄せられました。



「ゲイボルグ」の持ち主はなぜ「クー・フーリン」と呼ばれるようになったのか?
     ===== 後略 =====
全文は下記URLで
http://originalnews.nico/143682

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