2018-09-21 16:12
 日本は世界と比較すると犯罪率が低く、比較的治安が良いと言えるだろう。中国メディアの快資訊は18日、「犯罪が少ない日本では警察官は暇で困っているのではないか」と主張する記事を掲載した。

 記事は、「日本の路上で暴れる若者を警官が素手で取り押さえるという事態も発生するが、こうした事例は極めて稀である」と指摘した。統計から見ても、日本での殺人事件の発生率は10万人あたり0.28%程であり、「これは世界でも非常に少ない数値であり、犯罪率が非常に低い国と言える」と主張した。

 しかし、日本は犯罪率が低いにも関わらず、「警官の数は多い」と主張し、「日本は犯罪が少ないのに多くの警官がいるが、警察官は毎日一体何をしているのだろうか」と素朴な疑問を投げかけた。

 中国では、日本の警察に当たる組織は「公安」と呼ばれ、交通の安全や防犯など仕事は多岐に及ぶ。そして、中国の街には「派出所」と呼ばれる日本の交番のような場所があるが、日本と比べるとその数は少ない。
それゆえ中国人から見ると、日本の警察は非常に地域に密着していて、その仕事も「地域のパトロールや、自転車の盗難処理や、動物の保護、信号無視やシートベルト非着用の取り締まりなど、大小様々だ」と説明した。

 中国でも、道路が混雑する時間帯に交差点で交通整理に当たる警察官の姿を見かけるが、それ以外では警官の仕事を身近に感じる機会は少ない様に感じる。
ゆえに、中国人が日本の警官が自転車でパトロールしている姿を見ると、非常に新鮮に感じ、さらには「自転車に乗って税金の節約に努めている」と衝撃を受けると紹介した。

 ほかにも記事は、日本の犯罪率が低いことの背後には「日本人自身が自分の警官となって己を律している」と主張し、こうした意味でも「警官が不足している中国と対照的に、日本には警官が足りている」と伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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