2018-09-21 15:12
 経済成長を続ける中国と比較すると、日本経済は停滞しているようにも映る。しかし、中国メディアの快資訊はこのほど、「経済面では衰退しているように見える日本」は、実は、中国人の想像をはるかに超えて「文明的」な発展を遂げた国であると論じる記事を掲載した。

 中国の経済成長によって、多くの中国人は豊かになり、観光客として日本を訪れるようになった。日本経済はバブル崩壊によって大きな打撃を受けたが、記事は「中国人から見ると日本は衰退しつつも先進国であり続けている国」として映ると主張した。経済的には勢いを失っている国が、
それでも先進国として君臨しているというのは一見矛盾しているようにも感じられる。しかし記事は、「国土や資源が限られている日本がバブル崩壊で経済に大きな打撃を受けても、今なお国内総生産(GDP)で世界3位であること自体が1つの奇跡である」と主張した。

 さらに、日本を訪れる中国人旅行客の多くが「日本の文明レベルは自分たちの想像を遥かに超えていた」と感じると紹介し、日本での体験から「日本が先進国の1つと数えられているのも不思議ではない」と実感すると紹介。
たとえば、「日本の空港では預けた荷物の受け渡し場所で、空港職員がスーツケースを色別に並べ、乗客が自らの荷物を探しやすいようにしていた」と伝え、「日本のサービスはどんなに簡単なことでも最善が尽くされている」と驚嘆した。

 他にも日本人は他人に迷惑をかけないように行動しており、「レストランで自分が食べ終わった器を、脇に置いて店員が片付け易いようにするなど、細かな場所でも配慮が見られる」と紹介し、列に並ぶ時も割り込むような人は当然見かけないと指摘した。

 今や経済面では先進国に並ぶ中国であるが、日本で見られる民度の高さは中国人にとって「自らが目指したい先進国の姿」なのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

http://news.searchina.net/id/1667858?page=1