バイクの免許試験で不合格だった教習生の男(54)に卒業証明書を発行したとして、
神奈川県警交通捜査課が29日にも、厚木中央自動車学校(神奈川厚木市)の幹部だった男ら3人を
虚偽有印公文書作成・同行使容疑で書類送検する。

捜査関係者への取材で分かった。
3人は任意の調べに対し、「文句が多くて、早く卒業させたかった」と話しているという。

◆「文句多く負担だった」

捜査関係者によると、3人は、当時幹部だった男2人(51歳と58歳)と、技能検定員だった男(47)で、
昨年10月、教習生の男が大型自動二輪車の技能試験で不合格だったにもかかわらず、
虚偽の卒業証明書を作成した疑いが持たれている。

教習生の男は、一定の時間をかけて走行する一本橋のメニューで
脱輪したにもかかわらず、「滑っただけ」などと言いがかりをつけたといい、
3人は「教習中も指導員に大声で文句を言い、あいつがいると負担が大きかった」と動機を話しているという。

県警は今月23日、教習生の男が虚偽の卒業証明書で運転免許を不正取得したとして、
道交法違反(免許証不正取得)容疑などで逮捕。
「おれは試験に合格した」と容疑を否認している。

以下ソース:YOMIURI ONLINE 2017年08月29日 17時23分
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170828-OYT1T50104.html