ペットや小動物、虫による火災が2012〜16年度の5年間で56件あったことが、
独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)のまとめでわかった。
犬や猫がガスコンロのスイッチに触れて火災になる事故が増えているといい、注意を呼びかけている。

ペットや小動物、虫が原因となった発火、ショートなどの事故は5年間で78件あり、
うち約7割の56件(ペット20件、小動物や虫36件)が火災につながった。
ネズミが冷蔵庫のコードをかじってショートしたり、
エアコン内にゴキブリが入って漏電したりしたことが火災の原因とみられるという。

室内で飼う犬や猫が、ガスコンロやIH調理器などのスイッチを入れてしまい、
周辺が焼けるなどして火災になったとみられる例も複数あった。
以前には同様の火災は報告されておらず、最近、目立っている事故だという。
火災が起きているのは、スイッチを押すだけで点火などができるタイプの製品だという。

NITEは、ペットが押してもスイッチが入らないようロックをかけるほか、
外出時にはガスの元栓を閉めたり、製品のプラグを抜いたりといった対策を呼びかけている。

写真:動物が電源コードをかじって断線するイメージ写真。
https://www.asahicom.jp/articles/images/AS20170824001779_comm.jpg
写真:猫がファクスに尿をかけ、内部で漏電するケースのイメージ写真。
https://www.asahicom.jp/articles/images/AS20170824001781_comm.jpg

以下ソース:朝日新聞 2017年8月25日16時23分
http://www.asahi.com/articles/ASK8S3D7HK8SUTIL00G.html