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 【ハンブルク=原川貴郎】安倍晋三首相は7日午前(日本時間同日午後)、訪問中のドイツ・ハンブルクで韓国の文在寅大統領と会談し、慰安婦問題の「最終的かつ不可逆的」な解決を確認した平成27年末の日韓合意の履行を求めた。

 両首脳は、日韓首脳が毎年1回ずつ相互に訪問し合う「シャトル外交」を再開することで一致した。

 安倍首相は、日韓合意に関し「未来志向の日韓関係を築くために欠くべからざる基盤だ。難しい問題が全体の日韓関係に悪影響を及ばさないよう適切にマネージすることが共通の利益だ」と強調した。文氏は「韓国国民の大多数が合意を情緒的に受け入れられずにいる現実を認め、両国がともに努力して賢明に解決していきたい」と述べた。

 両首脳はまた、日中韓首脳会談の東京での早期開催でも一致した。北朝鮮については、安倍首相が「核・ミサイル開発を止めるには、外貨獲得源を遮断することが必要だ」と述べた。

 文氏は会談の冒頭で「頻繁に会い、深い対話ができる機会がたくさんあることを期待している」と述べた。安倍首相は「文大統領と未来志向の新しい考え方を構築したい」と応じた。