アフガニスタンの首都カブールで5月31日に起きた爆破テロで、ガニ大統領は6日、当初90人とされた死者が150人を超えたと述べた。地元メディアは、2001年以降で最大のテロ被害と伝えた。

 現場近くの監視カメラの映像によると、赤い色の大型タンクを載せたトラックが官庁街に接近。ドイツ大使館そばの検問で止まった直後、閃光(せんこう)と黒煙が画面を埋めた。周囲の建物や車は原形をとどめず、粉々に飛ばされた。地元報道によると、汚物回収を装ったタンクに爆発物1・5トンが積まれていた可能性がある。

 またガニ氏は、カブールで開かれた国際会議で反政府勢力タリバーンに和平協議に応じるよう呼びかけた。さらに過去2年で外国人1万人超が過激派組織「イスラム国」(IS)支部に加わったと述べ、国際機関や各国政府に支援を訴えた。(イスラマバード=乗京真知)

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