【北京時事】米国防総省が6日公表した中国の軍事動向に関する報告書は、海軍陸戦隊(海兵隊)について、「(沖縄県)尖閣諸島における潜在的な新たな任務」を視野に入れていると指摘した。

 習近平国家主席が掲げる「海洋強国」実現の一環として、中国は海軍陸戦隊の増強と海外拠点の拡大を目指しているもようだ。

 報告書によると、中国陸軍の揚陸部隊が台湾侵攻を目指すのに対し、海軍陸戦隊は南シナ海や尖閣の占拠に狙いを定めている。海軍陸戦隊は装備を充実させている。兵力の増加も進められ、「将来的には米国の海兵隊のような独立性の強い組織に昇格させる」(軍事専門家)との観測も出ている。 

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170607-00000127-jij-cn