新潟県阿賀町で23日に投開票された町議選(定数12)で新人の男性候補(60)の得票が0票だったことが分かった。同町選挙管理委員会が24日、明らかにした。

 有権者からの支持はなく、候補者本人が投じた自分への1票も無効になったもよう。総務省の担当者は「地方選挙の細かいデータを取っているわけではない」と断った上で「選挙で1票も得票できなかった例は聞いたことがない」としている。

 男性候補は取材に「投票用紙には自分の名前を漢字で書いて投じた」と主張したが、結果について抗議する考えはないという。町選管の担当者は「判読できなかったなどの理由で無効票となった可能性が高い」としている。

 男性候補によると、選挙ポスターを掲示せず、街頭演説もしていなかった。

 町選管によると、町議選には現職12人、新人3人の計15人が立候補。投票率は75・72%、投票総数は7854票で、うち100票が無効だった。

http://www.sankei.com/smp/politics/news/170427/plt1704270019-s1.html