>>185続き

ポチョムキンの招きでクリミア旅行中のエカテリーナに、ポニャトフスキ一行が祖国の窮状を訴えに面会を求めてくる。
陛下は船中、だらしなくガウンを羽織ったポチョムキンが食事をしながら対応する。
ポチョ「使節団?それがどうした、何か物乞いにでも来たのか」
配下「国王陛下でございますぞ!スタニスワフ様おんみずから・・・」
ポチョ「スタニスワフだと?」(ジロ)「おお!噂には聞いておる、エカテリーナ様のお若い頃にその寂しい情熱をお鎮めした功績で国王の座を得られたとか」
配下「ポ、ポチョムキン公!」
ユーゼフ『これが・・・悪魔のような天才と名高いポチョムキン』
ポニャ「いかにも。世が世であれば女帝陛下の寵愛をあなたと争ったやも知れぬ身だが、今ではその陛下にお目にかかるにもこうしてあなたに頭を下げねばならない」
ポチョ「陛下は海に浮かぶあの船で若い愛人とお楽しみ中だ。だがまあ貴公の意向だけはお伝えしておこう」
ユーゼフ「その言い方は何だ!?無礼者め!第一その格好は何だ!こちらは国王陛下を含む正式の外交使節団だぞ!」
ポニャ「これユーゼフ!やめないか」「若いものでどうかご無礼はお見逃しいただきたい」
ポチョ「ふん・・・!」(退室)

(ポニャトフスキ、陛下に謁見するも陛下はマモーノフに夢中で相手にしてもらえない)

ポチョ「小僧、帰るか」「お前気骨のある奴だ、気に入ったぞ」
ユーゼフ「あんたも・・・傲岸で礼儀も知らない男だが、ポーランドの腰抜け貴族よりましだ」
ポチョ「はは・・・いずれどこかの戦場で会うことになるのだろうな」
ユーゼフ「その時を楽しみにしていますよ」