地下アイドルと化したパイセンが悪女だった話
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スレ立てるの人生初で、どこ行けばいいか分からんかったからとりあえずここへ…
今から語ること、一言で言ってしまえば「アイドルが彼氏いないって嘘ついてる」なんだけど、自分はあまりにショックを受けたので長々と語らせてほしい。駄文で申し訳ない。
自分とパイセンは5歳差。自分が大学2年の時、当時修士2年だったパイセンと知りあった。オタサーを経由してだった。 自分は顔面偏差値40・軽度の肥満・恋人なし歴20年・常にズボンかつすっぴん…といった、女として終わってるような奴だったのに対し、
パイセンは小柄で可愛らしく身なりもちゃんとしてて、4年続いている恋人がいるという感じだった。
正反対と言っても過言ではないほど違う2人なのに、自分とパイセンは急速に仲良くなった。
そのきっかけは、「食への情熱」だった。
2人とも食べることが大大大好きで、周りの女子なんかよりも遥かに沢山食べた。
だから、自分はパイセンと一緒に色々な店に食事に行った。
何だかまるで、彼氏のポジションを奪っちゃったかのようだった。
パイセンの身の上話も沢山聞かせてもらえた。
価値観はお互い違うけど、食べることが大好き、ただそれだけでここまで繋がれるなんて素敵だなぁ、
自分はそう思った。 パイセンは某国立大で1年仮面浪人し、翌年に旧帝大に入学した。
しかし、本当にやりたい分野とは違ったため、3年次から別の国立大に編入した。
そして、大学院進学にあたってここへやって来たようだ。
人生のうち4つの大学に通った女性なんて、中々いないのではないだろうか。
パイセンは大学2年の夏に交際を始めた。
そして、3年次以降は中距離になってしまい週末とかに会っていたらしい。 パイセンが3年の時、編入先の大学で知り合った女性3人と一緒に、アイドルのコピーダンスチームを結成した。
その4人組はいわゆる「ユニドル」として、色々と小規模なライブに出演していた。
4人中3人が彼氏持ちという話を聞き、自分は「おいww」と思ったが、まあユニドルなんてどこもそんなもんだろうと思い、普通に笑ってスルーできた。 パイセンはTwitterをやっていたが、更新頻度が結構高かった。
そして何より特徴的だったのが、惚気の頻度。
パイセンの彼氏の名前を仮に「のぶや」とする。
週末のツイートには大半「のぶやくんと」が含まれていたのだ。
どこへ行こうと何をしようと現れるのぶやくん。
ここまで大っぴらな人は今まで出会ったことがなかった。 もしこの人が自分と同い年または年下だったら、自分はこの人のことが大っ嫌いだったと思う。
でも、かなり年上のせいなのか、ここまで惚気ていても何故か許せた。
ちなみに、パイセンは時々過激な下ネタツイートもしていた。
「クリスマスイブに就職先の用事入るとか何なの!?のぶやくんとセッ○○するから行けませんって言おうかな!?」とか普通に呟いてたり…すげえよアンタ。 パイセンはおそらく「頭逝ってる」系の人だと思うが、それ故にパイセンには何でも打ち明けられる、そんな気がした。
実際、自分は大学2年の冬頃にかなり精神を病んでしまったのだが、周りの同級生や家族には言いたくなくて、パイセンに初めて打ち明けた。
親身になって話を聞いてくれた。お陰で心が凄く軽くなったような気がして、感謝の気持ちでいっぱいだった。
正直に言います、パイセン、大好きでした。 時は過ぎて、自分の大学2年が終わる頃。パイセンは大学院を卒業して地元に戻って就職するとのことで、当分会えなくなってしまった。
更にTwitterも更新しなくなったので、パイセンの消息は全く掴めなくなってしまった。 それからまた長い月日が経ち、自分の頭からパイセンとの思い出が薄れかかっていた頃。パイセンのTwitterが久しぶりに更新された。近況報告だった。
パイセン、あののぶやくんと別れて、地下アイドルを始めたんだと。 自分は感心した。あれだけ惚気まくっていた相手との関係を打ち切って、地下アイドルとして新たな一歩を踏み出した、そんなパイセンの姿に。
元のTwitter垢はほとんど動いていなかったものの、新しくアイドル垢が作られていて、そっちはかつてのような元気な更新頻度だった。
純粋に、アイドル頑張ってほしいと思った。 それから約半年後、パイセンの元の垢にて。
「彼氏できたの」
新しい男できたんかーーーいwwww
しかも、友人と思しき垢とのやり取りを見たら、童○奪っちゃったとか書いてた。何やねんコイツ…と思った。でも、嫌いにはなれなかった。アイドル垢の方では、今まで通りにフツーにアイドルしていた…。 また時は過ぎ、今月。
パイセンは2人組で地下アイドルをしていたんだが、その相方の都合で、ユニットを解散せざるを得なくなってしまった。
つい先日、オタ達に惜しまれながら、2人の解散ライブが行われた。
ライブの終盤に、2人によるファンへのスピーチがあった。
勿論自分はそのライブを見に行ったわけではないが、オタが上げていた動画をパイセンがリツイートしたので、そのスピーチを見ることができた。 スピーチを見て、自分がパイセンへ抱く感情は、軽蔑へと堕ちた。
「私、大学が○大なんだけど、…」
(いやいやいや!その言い方じゃ学部の時から居たみたいになってるやん?院からだろ?ガッツリとロンダ隠してるな??) まあ、これぐらい別にどうでもいい。クソなのはこっちなんだ。
「私がアイドルを始めた理由は、モテなかったからです。私、性格がアレなもので、今まで一度も彼氏ができたことがなくて、…」
(!!!?!?!?
何言ってんのアンタ!?存在を隠すのはまあ当たり前として、堂々と嘘ついちゃうんですか!?何故わざわざそんなことを!?訳分からん!!) 自分の好きだったパイセンが、こんな真っ赤っかな嘘を垂れる。何故?意味が分からなかった。普通に黙ってれば良いのに。
自分は考えた。何故わざわざこんなことを言ったのか。そしてこの答えに至った。
「パイセンは、自分のアクションにいちいち沸いてくれるオタ達を、手玉に取って楽しんでいたのではないだろうか?
オタ達が沸いて二次的欲求が満たされるのが嬉しいが故に、ライブ中に服脱いだりあんな嘘ついて喜ばせたりしてりいたのではないだろうか?」 だとすると、パイセンはもはやただの悪女だ。
自分は悲しくなった。感謝している人だったのに。頭は逝ってるけどそれでも好きだったのに。
一緒に楽しくフードファイトした思い出が、無残に朽ちていくように思えた。
あんな人を見たら、人間不信になってしまいそうだ。
ー完ー あ、QE6Zt4kZ0もUkqCfDXz0もスレ主です。何で変わっちゃったんだろう ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています