デジタル技術による新しい文化財鑑賞法が、京都市東山区の建仁寺で発表された。ゴーグル型端末で「風神雷神図屏風(びょうぶ)」(複製品)を見ると、案内役の僧侶などの立体映像が登場する。

 同寺と博報堂グループが昨夏から、現実とデジタル映像を融合した「複合現実」技術の応用法として共同研究を進めてきた。

 開発担当者は「実物に映像情報を重ねることで、教育・文化体験を深められる」と強調した。22〜24日に建仁寺、28日〜3月2日に京都国立博物館で体験できる。無料だが拝観料などが必要。



京都新聞  2018年02月22日 12時03分
http://www.kyoto-np.co.jp/sightseeing/article/20180222000064