0001名前はないないナイアガラよ!
2016/12/18(日) 23:33:28.10https://www.gssc.kyoto-u.ac.jp/counsel/ryunen.html
一般的に留年と聞くとネガティブなイメージがつきまとうものだけど、
同大学は留年や中退について「人生において多くの人が経験するごく普通の出来事だよぉ」と前向きな内容を掲載。
10月17日ごろから話題になり、この記事は約1600件のブックマークがつき、
「煮詰まった時にこういうもっと気楽にしろよ、とアドバイスくれる人ってほんと貴重だと思います。不安のどん底にいる人に優しい世界であってほしい」など、賞賛の書き込みで溢れているわ。
■「単に個人の失敗としてのみ捉えられるべきものではないよぉ」
冒頭では、4年制学部を4年で卒業するのは、入学者のおおよそ8割弱であることを紹介。留年も含めて卒業できる人は、入学者のおおよそ9割だとのこと。その上で、
「留年や退学は、単に個人の失敗としてのみ捉えられるべきものではないということだよぉ」
としたほか、「現在の日本の社会において大学というシステムは、一定数の留年や退学を生み出すようにできているよぉ」と書いているの。
留年は、大学の入試のあり方から始まり、入学後のカリキュラムやキャリア教育の体制、さらには企業の採用のあり方まで数多くの要因が絡まっているの。
「そうした理解に立ったうえで留年に取り組んで、進路選択をしていこうねぇ」、と学生を励ましたわ。
京大は、「留年を繰り返させる行動や考え方のパターン」として以下の6つの項目を紹介。
(1)留年を家族や友人に隠そうとする
(2)一挙に挽回しようとする
(3)日々の楽しみを自分に与えない
(4)卒業しなければ生きていけないと考える
(5)時期尚早に「来年からがんばろう」と考える
(6)自分は他の学生より明確に劣っていると考える
留年がさらに留年を呼ぶという悪循環に陥らないよう注意を呼び掛けたわ。
京大は難関校なので、当然、周囲は退学することを推奨しないわよね。
でも、退学するか悩んでいる学生に対してこうアドバイスしているわ。
「続けるという選択を支えている根拠の大きな部分が、やめられないという理由にあるのなら、
一度、やめるという選択肢を落ち着いて現実的に考えてみるのもどうかなっ」
■「昔の自分に読ませてあげたい」という声が相次ぐ
仮にやめることを真剣に考えた結果、続けることになっても、その選択はより積極的で能動的なものになるという。
「みんなの人生の時間は有限だし、貴重なものだよねぇ。みんなが有意義な決断をされることを願ってるよぉ。
(中略)人生の岐路において、絶対に失敗のない完璧な決断なんてないよぉ。迷って当たり前、たじろいで当たり前。必要だったら一緒に考えていこうねぇ」
ネットでは、留年を経験した人から「ちょっとすばらしくて涙でそう」と感動する声が相次いでいた。
「昔の自分に読ませてあげたいし。自分でなくても、当時の辛そうだった友人に教えてあげたいし」
「とても丁寧な文章ですわね。問題なのは1年や2年留年することではなく、そこで人生が終わったかのような錯覚をしてしまうことですもの」