●リプレイについて
 ・リプレイフラグ当選時はいかなる押し方でも揃わなければならない(検定に明記)
  但しCB中の特殊制御によって、優先順位を小役>リプにしたり
  指定リールの停止位置によってリプが引き込めない場合などはリプが揃わなくても問題ない
 ・リプレイの確率は役物連続作動装置及び1種特別役物中を除き1/7.3以上でなければならない
  但し、1種BB、2種BB,REG中は制限がなく1/7.3以下にすることが可能(0も可能)
 ・リプレイの確率は以下に挙げる契機により変動させる事が出来る
  a.1種BB、2種BB,REGのフラグが成立した時
  b.1種BB、2種BB,REGの図柄が揃った時
  c.1種BB、2種BB,REGが終了した時
  d.通常遊技中(1種BB、2種BB,REGのフラグが成立しておらず、1種BB、2種BB,REG消化中でもない時)に
    特定図柄が停止した時*1
  e.cまたはd契機から特定のG数を消化した時*2

  *1 c.からのe.のG数消化中ならばd.によりリプレイ確率を変化させられるが
   d.からのe.のG数消化中はd.によりリプレイ確率を変化させられない
   平たく言うとボーナス後のRT中は図柄RTは有効だが、図柄有限RT中は図柄RTは無効
  *2 G数消化後はe契機に係わるRTが開始される(各々のc、d契機により各種設定可能)
  a〜cはボーナス毎に設定可能で特定ボーナス後のみRTなどが可能
 ・設定変更時は前回の状態を引き継ぐ、デフォルト状態になる、特定状態の時にデフォルト状態になるの3種類ある

※e契機からのRTについて
 技術上の規格質疑応答集にて、e契機からのRTは「確率が変動したRTを元の確率に戻す契機」という解釈がされていて
 a〜dのような新たなRTを開始する契機としては用いることができない


●リプレイタイム(RT)の使用例
・天井RT
 ボーナス後に有限低確RTを付け、規定G数消化でe契機にてリプ確率高へ移行
 図柄によるRT遷移が一切無いノーマルタイプの天井的な使い方ができる

・無限RT+パンク役
 無限RT(ボーナスや契機役後)とそれをパンクさせる役を設けてある
 パンク役には小役(入賞で終了と、ハズレ目で終了がある)、リプ、SINなど様々ある
 近年のG数上乗せ型ART機種では殆どの機種に搭載されており、
 RTのG数が流動的に管理できるメリットがある

・こぼし目RT(シミュ封じRT)
 SINや小役のこぼし目で突入するRTで、最近のART機に多く用いられている
 こぼし目RT自体が高確RTのものと、ループRTのCZや通常になるものがある
 シミュはこぼし目を出すことができないので絶対に突入できない優位性を持つ

・ループRT
 CZや通常を挟む事で、演出的なメリハリ、連荘感をかもし出すことができる
 現在、大きく分けて2種類ある
 @CZタイプ
  有限の高確RTと低確RTのどちらかに突入し、高確RTの連荘で出玉を伸ばす
  継続or転落がはっきりするが、ボーナスや低確RT後など突入場所は限られる
 A通常タイプ
  通常時どこからでも入る可能性があり、ART当選後にATを経てRTに突入する
  自力突入率を低くするため、AT状態で要押し順のRTを噛ませる場合がある
  ART全盛期には、このタイプで「AT+ART1セット」をボーナスのひとつとして
  位置づける機種が多数存在した