●試験方法について
試験方法には、シミュレーション試験、実射試験の2通りがあり
それぞれ小役やリプレイ、役物の選択方法、試験の方向性が異なる。

◆シミュレーション試験
 ・成立したフラグは成立した時に「必ず取得した」ものとする試験。
 (成立している小役は全て把握しているため、ナビ等は意味が無い)
 ・重複フラグは制御が「リプレイ>ボーナス>小役」の順で優先して揃える
 (CT中は例外、緩和後の小役>ボーナス制御でも同様と考えられる) ※ネオストック機など
 ・小役は「その1Gでの払出が最も多いもの」を優先して取得したものとしてみなす
 ※ただしくにおくんではSIN+小役で小役を取っており獲得枚数の少ない役+高確RTと獲得枚数の多い役とでは前者を取るのが濃厚
 ・調べる対象は完成品としての物からメイン基板を対象にする

◆実射試験
 ・ナビされた「推奨」の打ち方に従い、役物を「狙う」
 ・ナビが無い場合は「最も期待値が高くなる『リール順』『停止位置』」で狙う
 ・重複フラグは基本的に「リプレイ>ボーナス>小役」の順で優先して揃えるが、状況により「小役>ボーナス」の順になる
 ・小役は「その後の期待値が最も高くなる打ち方」を優先する
 ・掛け枚数は可能してる全ての掛け枚数から「最も期待値が高いパターン」を検査する
 ・上記の「最も」とは予め定められてなければならない
 ・調べる対象は完成品としての物から全てを対象にする
 (リール停止位置がランダムなオヤジ打ち試験と思われる。押し順に関しては公表されていない。
  この度、RT/AT機において 最大の割りを出せる打ち方の提出義務化され
  試験もそのうち方に依存しての規定の割りに収める必要性が出てきた。)
 ・実射下限不適があることから押し順押し場所ランダムの可能性もあり
 (このことから両者どちらで試射された場合においても適合するように設計を取ることが無難)

◆実射試験の変更(追加?)について
 2014年9月16日より、出玉の実射試験が「最も期待値の低くなる打ち方」に変更されている。
 (これが実射試験の置き換えなのか、新たな試験項目の追加なのかは現在詳細を確認中)
 これにより、以下の機種は機械割下限の55%を大きく割り込むことが予想され検定通過率が下がると考えられている。

 ・非ナビ時に小役での獲得期待値が極端に低く、リプレイの多用によってコイン持ちを底上げしている機種
 ・メイン小役が押し順制御で、特定の押し順(左第一停止が多い)の獲得期待値が極端に低くなっている機種

 大概のゼロボAT機種は上記2つを併用しているため、事実上のゼロボAT封じと考えられている。