しかし、お盆明けの8月後半より順次、市場導入が始まる新規則対応のパチンコ機に比べると、パチスロ6号機の適合状況は低迷している現状にある
。実際、7月の型式試験の結果は、上記の通り、パチスロは4型式の適合にとどまった一方で、パチンコは、24型式が適合を受けている(不適合34、適合率41.4%)。
遊技機規則の端境期にあたる現在、パチンコも決して適合状況が順調とまでは言えないが、それでもパチスロよりは順調に映る。

パチスロは、高射幸性回胴式遊技機の撤去問題もあり、むしろパチンコよりも早期の安定的な市場導入が求められている。
また日電協などメーカー団体側も、パチスロ6号機を業界活性化の起爆剤にすべく、既に今年11月の開催に向け、メーカー30社程度という6号機の大規模な合同展示会の企画を進めている最中だ。

ホールや一般ファンの期待に応えるためにも、パチスロ6号機の適合状況の改善が待たれる。