●押し順小役について
5号機で押し順小役ATを実現する方法は主に以下の3パターンに分けられる

@払い出し枚数が同等の主図柄と副図柄の組み合わせ方式
 メイン小役に主図柄(ベル等)・副図柄(リプレイ、ブランク等)を組み合わせ第1停止で
 図柄引き込み優先順位を変える。

 第1停止正解時は主図柄を引き込み残りリールも組み合わせ不問で揃う。
 第1停止不正解時は副図柄を引き込み残りリールで組み合わせが合致しないと
 小役をとりこぼす。
 このため押し順不正解時でも一定割合で小役が揃う。
 引き込みの関係で斜め+小V+小山の4ライン、もしくは中段1ラインを使う場合が多い。

 採用例:ブルーハーツ、南国育ち、銀河英雄伝説、新鬼武者、マジハロ2、アントニオ猪木(元気)など

A払い出しの多い主役と払い出しの少ない副役を使う方式
 (1)主役が1ライン、副役が複数ライン方式
  図柄表示個数優先を使い押し順不正解時に副役が複数ラインに止まる事により
  副役を優先させ払出し枚数を抑える
  またこちらも@と同様に不正解時に引き込んだ副役が他リールで組合せが合致しないと小役をとりこぼすタイプも可能
  @に比べ押し順失敗時の小役が揃うことによる払い出し枚数を抑えやすい為ベース落としには最適と思われる

  採用例:アレックス(JAC中)、ガンダムV、ギラギラ爺夏、戦国無双猛将伝など

 (2)主役、副役とも1ライン方式
  1つのラインでも引き込む図柄のフラグ数の個数で制御を変えることが判明したため、
  第1停止、または第2停止まで押し順で引き込み制御を変えることが可能になった
  これにより通常のベースを恐ろしいぐらい抑えることが可能になり、ゼロボ(AT)やギャップCT機などの
  高純増機種の通常ベースを削るシステムとして広く用いられている
  第2停止まで制御を振り分ける場合は、構成役に第1停止正解図柄+他リール別図柄(複数)を設ける必要がある
  現在は1ライン機ばかりだが、初期には複数ライン機種(第1停止のみ)も存在した(↓下記、◎)

  採用例:◎ココナナ、◎サイバードラゴン2、北斗F、豪炎高校、押忍!番長2、ゼロボAT機種全般など

B複数ライン入賞で小役の払い出し枚数を変える方式
 1つの役でも複数ラインで入賞すると払い出し枚数が変化する事を利用したもの。
 押し順正解時は払い出しの多くなるラインで停止し、不正解時は払い出しが少なくなる
 ラインで停止する。
 主に1リール役や2リール役を使うが、複合入賞する配列さえクリアできれば3リール役
 でも問題はない。
 小役成立時には何がしかの払い出しがある。
 1リール役なら5択、2リール役以上なら6択ATが可能。

 採用例:甘ぴか、ウルトラマン、初代エウレカセブン、初代蒼天の拳、初代緑ドン南米、秘宝伝(女神)など