お前ら、『呪術廻戦』を読もうぜ
芥見先生は今の日本社会の縮図を投影して登場人物を描いてるからな

320批判の質 ◆.U7VTGIbUkev 2020/02/24(月) 10:55:33.86ID:u6UU/G6q
・上から言われたことを難なくこなす、和を乱さない
・それでいて優等生的なリベラル&フェミニズム的価値観を持っている
・陰キャではないがアウトロー的DQNでもない、適度にチャラい陽キャ
・大言壮語な夢や理想は語らない

虎杖悠仁はまさに今の時代の理想的主人公

地に足のつかない大言壮語な理想を語る戦前の右翼や戦後の新左翼からは距離を取りつつ
それでいて優等生的リベラル規範としての理想はちゃんと設定して、各人の分相応にその理想を実現していこうっていうか
かつ、知性主義や市民的連帯といった権威・同調圧力にはちゃんと適合して和を乱さないエリートの陽キャ
そういう「戦後民主主義」の在り方を体現した主人公像が虎杖なんですよ
(虎杖の名前が「悠仁」なのは示唆に富んでいる。芥見は今のリベラルな皇室に何を見るのか?)

そういう戦後民主主義的な「綺麗事」や「エリート主義」の一体化によって覆い隠されて不可視化されてきたインセルとかが今暴れてるけど、それを体現するのが吉野順平だろう
虎杖(お行儀の良い戦後民主主義リベラル)と五条(弱者はゴミとしか思ってないネオリベ)の結合した世の「正論」に対して敵意を向ける順平(「新自由主義に寄生してる文化左翼ガー!」と喚くインセル)の図

虎杖(=戦後民主主義者)が順平(=インセル)に手を差し伸べようとしても、被害妄想に取り憑かれたインセルには届かないんだよなぁ…
俺が虎杖を鼻につく野郎だと感じてしまうのも、やっぱりどれだけ否定してても心のどこかにインセル的な心性があるからなんだろうな