【知的財産】中国が世界各地に「技術盗用目的で科学者を引き抜く拠点」を設けていたと報告される 2020/8/21 【スパイ組織】

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 アメリカ合衆国国務省とオーストラリア戦略的政策研究所(ASPI)が実施した調査において、中国が企業や大学などから科学者を引き抜くために独自のネットワークを世界各地に構築していたことが報告されています。
 中国は以前から「中国独自の採用プログラムを利用して外国の高度な技術を不正に入手しようとしている」とアメリカから非難されていました。

 調査によると、中国は世界各地に設立した約600カ所の人材募集拠点を通じて、先進国を始めとする優秀な科学者や技術を集めていたとのこと
 以下のグラフは国ごとの人材募集拠点数を表すグラフで、縦軸は拠点数、横軸は国名です。
 拠点は主にアメリカ・ドイツ・オーストラリア・イギリス・カナダ・日本・フランスなどを中心に設けられ、中でもアメリカが最も多く、全体の約4分の1である146カ所の拠点があったようです。