太地町イルカ購入禁止5年 繁殖難しく脱退する水族館も

 日本動物園水族館協会(JAZA)が、和歌山県太地町の追い込み漁で捕られたイルカの購入を加盟する園館に禁止してから、今年で5年。
 購入禁止を受けて、協会を脱退する水族館も増えている。
 イルカショーが目玉の青森県営浅虫水族館(青森市)も昨年、JAZAを脱退した。
 背景には何があったのか。

■追い込み漁を問題視

 浅虫水族館がJAZAを脱退したのは昨年2月28日。
 太田守信館長によると、JAZAが2015年に決定した、太地町からのイルカの購入禁止が背景にあるという。

 1983年に開館した浅虫水族館は、初めに飼育していたバンドウイルカ8頭を含めて、これまでに、同町からイルカの購入を続けてきた。

 ところが、2015年4月、追い込み漁を問題視した世界動物園水族館協会(WAZA、本部スイス)がJAZAに対し、追い込み漁で捕獲したイルカの購入をやめなければ追放処分にすると通告。
 JAZAは加盟する園館による投票の末に、購入禁止を決めた。

(以下略、続きはソースでご確認下さい)

朝日新聞DIGITAL 2020年9月26日 12時50分
https://www.asahi.com/articles/ASN9T7DGCN9TULUC003.html