04◆5つあった太陽

太陽神の交代の歴史についてより俯瞰的に述べているのがマヤ神話である。
かつて地球には4つの太陽の時代があり、現在は第5の太陽の時代だと述べているのだ。

ギリシア神話はさらに詳しい。カオスからガイアやポントスが生まれ、
そこから天空神ウラノスが生まれ、そこから大地の神クロノスが生まれ、
そこからゼウスが生まれ、ゼウスから金星や多くの神々が生まれたとしている。

これは神託によって太陽系の形成の歴史を知らされた巫女たちが
その歴史を神々という人物に例えて現したものなのだ。

実際に太陽系にはかつて4つの太陽があった。
最初の太陽には海王星 (ポセイドンではなくポントス)。
次の太陽は天王星 (ウラヌス)。
次の太陽が土星 (クロノス)。ローマ神話でいうところのサトゥルヌスことサターン。
次の太陽が木星 (ゼウス)。ローマ神話でいうところのジュピター。
現在ば"第5の太陽の時代"に当たるのである。