2019/12/23 05:00
https://tech.nikkeibp.co.jp/atcl/nxt/column/18/00142/00600/

 建設系廃棄物の再資源化に取り組む一般社団法人の再資源化研究機構(東京・江東)などは、pH12以上の強アルカリ性の建設汚泥を中性化し、再生土として使用可能にする技術を開発した。二酸化炭素(CO2)を中性化に用いるため環境保全の効果が高いとしている。

 同機構の会員企業で、土壌や水質の調査を手掛けるdomi環境(千葉県袖ケ浦市)や廃棄物処理のコンサルティングなどを主力とするエコラボ(東京・江東)と共同で開発した。強アルカリ性の汚泥から造った再生土を、千葉県茂原市内の民間の宅地開発で施工している。今後は、国土交通省の新技術情報提供システム(NETIS)への登録を目指す。

■二酸化炭素による強アルカリ性建設汚泥の中性化のイメージ
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