10/17(木) 6:49配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191017-00000016-kyodonews-soci
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 南米原産で強い毒を持つ特定外来生物のヒアリが東京港青海ふ頭で定着した可能性が極めて高いとの分析を、国の防除に携わる国立環境研究所がまとめたことが16日、分かった。国内の他の発見例と異なり、巣の中で成長したとみられる繁殖可能な女王アリが50匹以上見つかり、既に別の場所に拡散した恐れがあるとしている。定着が確定すれば初の事例となる。

 同研究所生態リスク評価・対策研究室の五箇公一室長は、ヒアリは人間が刺されれば最悪の場合は死に至り、農作物などにも被害を及ぼすと指摘。「既に拡散している最悪のケースを想定し、範囲を広げて早急に徹底調査すべきだ」と話した。

【別ソース】ヒアリ、東京港から拡散か=国内定着の恐れ強まる−環境省[10/18]

2019年10月18日11時57分
http://www.jiji.com/jc/article?k=2019101800614

 環境省は18日、強い毒性を持つ特定外来生物の「ヒアリ」が東京都江東区の東京港青海埠頭(ふとう)から周辺に飛び立った可能性が高いと発表した。移動先で新たな巣を作り国内で定着する恐れがある。政府は週明けにも関係閣僚会議を開き、必要な対策を議論する。
 同省によると、7日に青海埠頭のコンテナヤード内にあった巣からヒアリを発見。その後の追跡調査で羽を持つ女王アリ50匹以上が確認され、見つかった数の多さから飛び立った可能性が高いと判断した。
 羽を持つ女王アリは1キロ程度飛ぶことができるという。同省は周辺2キロ圏内を調査中で、範囲を広げることも検討している。