チェルノブイリ産ウオッカ「アトミック」、立入禁止区域で初の一般向け商品
https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-49273822
2019/8/8 ヴィクトリア・ジル、BBC科学担当編集委員
BBC,https://www.bbc.com/

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(写真)チェルノブイリ・スピリッツ・カンパニーは最初の商品を「アトミック」と名づけた
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「この1本しか存在しません。持ち上げると震えてしまう」。ジム・スミス教授はそう言いながら、蒸留酒「アトミック」のびんをそろそろと手にした。

「アトミック」は、チェルノブイリ原子力発電所周辺の立入禁止区域で採取された穀物と水で作った、職人技の「アルティザン・ウオッカ」だ。そして、1986年の原発事故で立ち入り禁止になった地域で生まれた、一般向け商品の第一号だ。

作り手たちはまず、立入禁止区域の農地で作物を作ることから始めた。

「その(ライ麦)を使って蒸留酒を作ろうというのが、当初の計画だった」と関係者は言う。

(写真)チェルノブイリ原子力発電所の周辺は1986年の事故以来、立ち入り禁止となっている
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英ポーツマス大学のスミス教授をはじめ、「アトミック」製造チームに参加するのは、長年にわたり立入禁止区域で調査を続けてきた研究者たちだ。壊滅的な原発事故の後に、周辺の環境がどうやって回復してきたかを調べ続けてきた。

「アトミック」の販売利益を使い、原発事故による経済的打撃の影響がまだ残るウクライナ各地の地域社会を支援したいと考えている。

(写真)ロンドン・ソーホーの「バー・スウィフト」で初の「アトミック」マティーニが作られた
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・酒に放射能は
「ほかのウオッカと同じ程度の放射線量に過ぎない」。「アトミック」に含まれる放射性物質について、スミス教授はこう言う。

「薬剤師なら誰でも言うだろう。何かを蒸留すれば、不純物は廃棄する分に残る」

「多少汚染されたライ麦と、チェルノブイリ帯水層の水をとって、蒸留した。素晴らしい放射線分析実験室をもつ英サウサンプトン大学に、放射能が検出できるか調べてもらった」

「何も見つからなかった。何もかも、検出限界未満だった」

(写真)チェルノブイリ立入禁止で収穫したライ麦は「放射性物質に多少汚染されていた」という
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■■以下、小見出しなど抜粋。続きはソースをご覧ください。
なぜあえてウオッカを
ウオッカの味は?

(英語記事 Chernobyl vodka: First consumer product made in exclusion zone)
https://www.bbc.com/news/science-environment-49251471

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https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1565258318/l50