中ア駒ヶ岳・ライチョウのヒナ確認できず5羽全滅か
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2019/7/11(木) 20:09配信
YAHOO!JAPAN NEWS,SBC信越放送

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(写真:SBC信越放送)

中央アルプスの駒ヶ岳で、およそ半世紀ぶりにふ化が確認された二ホンライチョウのヒナ5羽について、環境省はきょう、「天敵に食べられるなどして全滅したとみられる」との見解を示しました。
環境省の職員ら3人がきょう、中央アルプスの駒ヶ岳に入り、今月1日にふ化が確認された国の特別天然記念物・ニホンライチョウのヒナの状況を調べました。
環境省では、およそ半世紀ぶりにメス1羽の生息が去年、確認されたことを受け、中央アルプス一帯でのライチョウの復活に向けて、先月、北アルプスの乗鞍岳で採取した有精卵6個を駒ヶ岳に運び、今月1日に5羽のヒナがふ化しているのが確認されました。
きょうの調査では、メスのライチョウ1羽を発見したものの、5羽のヒナは見つかりませんでした。
調査した環境省の担当者は、ヒナは寒さや雨で衰弱したり、キツネやテンなどの天敵に食べられた可能性があるとし、「全滅したとみられる」との見方を示しました。
今後はメス1羽を見守りながら天敵の駆除を行うなどして中央アルプスでのライチョウの生息環境を整えていきたいとしています。

最終更新:7/11(木) 21:04
SBC信越放送