太陽光で帆走する宇宙船「LightSail 2」が帆を広げる段階に到達
https://jp.techcrunch.com/2019/07/03/2019-07-02-crowdfunded-solar-sail-spacecraft-moves-closer-to-flying-on-light-alone/
2019/7/3
TechCrunch

画像:
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 Planetary Societyがクラウドファンディングした宇宙船であるLightSail 2が米国時間7月2日に朗報をもたらした。
 先週、SpaceXのFalcon Heavyに相乗りして宇宙に運ばれた同機がついに、正規の軌道に乗った。

 LightSail 2は本日の早朝、そのことを伝えてきた。
 セットアップが良好で、太陽帆を十分に広げるというメインのミッションを十分に達成できそうだ。
 その後同機は計画されたコースを進み、軌道の位置を今よりも高くする。
 そのための唯一の動力が、反射性のマイラーでできた約10平方mのシートに当る太陽光の光子だ。
 それは太陽光のエネルギーを電気に換えるいわゆるソーラーパワーとは、まったく異なる。

 帆の展開に成功したらLightSailとして初めての偉業になる。
 最初の機はほかのシステムのテストが目的で、帆走はしなかった。
 ただし生成する推力はきわめて小さいから、スピード競争には向かない。
 でもその設計は、加速性や最大速度が重要でないある種のミッションにのための、
 効率的で効果的で安上がりな方法であることを、理論的に実証するだろう。
 非常に軽い推力でも、その数が多くなることによって、宇宙の真空の中では大きなスピードを作り出せる。

 (翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa)
■ソースに英文原文リンクあり

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