0001しじみ ★
2018/07/26(木) 23:36:24.87ID:CAP_USER繁殖したのはバッタの一種「クビキリギス」。昨年9月、突然変異とみられるピンク色の親バッタが市内の水田で捕獲され、同校病害虫専攻教室の清水敏夫准教授らが育てていた。餌としてイネ科のソルガムとメヒシバを植えた飼育用の温室で今月21日、親と同じピンク色をした計3匹が見つかったという。温室には他の親バッタは入れていないことから、3匹は単為生殖で生まれたとみられる。
体がピンク色になるのは一般的な体色の緑や茶色の色素が突然変異で出なくなるのが原因とみられる。ただ、天敵に狙われやすく、自然界では子孫を残す以前に成虫になることも難しい。飼育下でピンク色の雄と雌から生まれた子どもがその特徴を引き継ぐことは考えられるが、単為生殖でピンクの色素の遺伝子が受け継がれた事例は世界的に珍しく、国内でもほとんど記録がないという。
今回見つかった子バッタは雌だといい、うまく育てればピンク色のバッタがさらに単為生殖で増える可能性もある。清水准教授は「大事に育て、ピンク色の遺伝子がどの程度の割合で受け継がれるのかなど明らかにしたい」と意気込む。
バッタは来月13、27日午後2時〜3時半、同校体育館で開かれる昆虫展示会で公開される。珍しい奇形のクワガタやヘラクレスオオカブトに触ったり、チョウなど300種以上の標本を見学したりもできる。
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