竹中工務店と大和ハウス工業グループのフジタは25日、
四足歩行ロボットをそれぞれの建設現場で利用する実証実験をしたと発表した。
ロボットが自動で現場を巡回し、カメラを活用して工事の進捗状況を管理したり、安全点検したりした。
両社は今後、センサーなどを搭載したユニット(組み合わせ)を開発し、平成31年夏の本格活用を目指す。

 このロボットは、ソフトバンク傘下の米ロボット開発会社、ボストン・ダイナミクスの「スポットミニ」。

 実証実験では、工事現場を自動巡回するロボットに搭載したカメラの映像を通し、
技術者が離れた場所で安全などを確認した。

 建設業界では技能労働者が高齢化し、人手不足が深刻化している。
現在は約330万人だが、37年度には216万人に落ち込むとの見方もある。
このため、施工現場を中心にロボットを導入する動きが相次ぐ。

 こうした中、四足歩行ロボは悪路でもバランスを取りながら進むことができるのが特徴。
段差の多い工事現場でも“活躍”が期待できるため、労働時間の短縮や作業員の大幅な省人化に貢献しそうだ。

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■動画
ドアを開けて仲間も通す 米社開発の犬型ロボット https://youtu.be/QkymWjOv1Uc
The New SpotMini https://youtu.be/kgaO45SyaO4
SpotMini Autonomous Navigation https://youtu.be/Ve9kWX_KXus

産経ニュース
https://www.sankei.com/economy/news/180625/ecn1806250023-n1.html