>>176
超弦理論は今や「弦」である意味や意義がなくなってしまったから、そういう意味では本来の意味での超弦理論はとっくの昔に失敗として放棄されたと言っても間違いじゃない

本来はレプトンやクォークといった素粒子の質量が様々な値を取る根拠を弦の振動エネルギー準位に求めようとしたわけだが
超弦理論を研究すればするほど弦の張力がとんでもなく大きくなければならなくなって、弦の振動モードの違いが余りにも大きくなりすぎてしまい
現実の素粒子たちの質量スペクトルを振動モードの違いで説明できないのは誰の目にも明らかになった
ということで本来の質量スペクトルを説明するために弦の振動を使おうというのは既に放棄
今は重力相互作用の発散を防ぐ上でゼロでない有限サイズの根拠とするために有限長のものを使おうとしているに過ぎないように部外者には見える

だから近年は振動モードを考えてる訳じゃないのでピンと張った弦じゃなくて長ささえあれば良いので只のひもで用が足せるようになった
だからなのか否かは知らないが、当初は超「弦」と呼んでいたのに、近年は超「ひも」と呼ばれるようになってしまったのもムベなるかな