【3月8日 CNS】
政治協商会議全国委員で、中国の有人宇宙飛行プロジェクトの総設計者である周建平(Zhou Jianping)氏は4日、
中国新聞社(China News Service)の取材に対し、宇宙ステーションの開発に着手することを明らかにした。

「今年は宇宙ステーションの開発に取り掛かる。中国の宇宙ステーションはコアモジュール、二つの実験モジュール、
光学モジュールからなる。宇宙ステーションの打ち上げは、キャリアロケットの『長征5号(Long March)B』を活用する」と話した。

 周氏によると、計画では2020年をめどにコアモジュールを打ち上げ、
その後二つの実験モジュールをコアモジュールにドッキングさせる。ここまではすべて無人で行う。

 コアモジュールを軌道に投入後、貨物宇宙船で生活物資や実験に必要な設備などを運般した上、
有人宇宙船「神舟(Shenzhou)」で飛行士を輸送する。宇宙ステーションには3人の飛行士を常駐させ、定期的に交代させる。

 また、光学モジュールには、2メートル口径の宇宙望遠鏡が搭載される。
解像度は、米国のハッブル宇宙望遠鏡に匹敵し、実視界は200倍という。

 現在、唯一存在する国際宇宙ステーションは2024年頃に引退の見通しで、
その場合は、中国が唯一宇宙ステーションを有する国家となる可能性がある。

 周氏は、「中国の宇宙ステーションは、中国内の科学者だけでなく世界中の科学者にとっても重要なプラットフォームとなるだろう。
そこで宇宙の神秘について新たな発見ができることを期待している」と強調した。(c)CNS/JCM/AFPBB News

画像:長征7号発射の様子
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