ボルネオ島のオランウータン、森林消失で激減 研究
2018年2月16日 15:59 発信地:マイアミ/米国


【2月16日 AFP】東南アジアのボルネオ島(Borneo Island、別名:カリマンタン島、Kalimantan Island)に生息するオランウータンは1999年以降に個体数が半分以上、15万頭近く減少したとの研究結果が15日、発表された。木材、紙パルプ、ヤシ油などのための森林伐採がその主な原因だという。
 
米科学誌カレント・バイオロジー(Current Biology)に発表された論文によると、絶滅の危機にひんしているオランウータンの密猟もまた、個体数減少の主な要因の一つとなっているという。
 
論文は、ボルネオ島で1999年〜2015年に姿を消したオランウータンは14万8500頭に上ると推定、「今回の結果は憂慮すべきものだ」とし、「ボルネオを含む熱帯生態系全体で、天然資源が極めて高い割合で搾取されている」と述べている。
 
論文の主執筆者で独マックス・プランク進化人類学研究所(Max Planck Institute for Evolutionary Anthropology)のマリア・フォイクト(Maria Voigt)氏はAFPの取材に、この期間に死んだオランウータンの数は、全体の個体数の53%が減少したことを示していると語り、「われわれは、現在、生息しているのは7万〜10万頭と推定している」と述べた。
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▽引用元:AFPBBNews 2018年2月16日 15:59 
http://www.afpbb.com/articles/-/3162762

インドネシア・カリマンタン島のケタパンにある動物救助施設に保護された孤児のオランウータン(2016年8月4日撮影)。(c)AFP/BAY ISMOYO
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