横浜市立大学は22日、再生医学研究で優れた成果を上げている医学部の武部貴則准教授(31)を、
15日付で同大学先端医科学研究センター教授に任命したと発表した。学内では現役最年少の教授となる。
同大学は「横浜市大の強みである再生医学研究での活躍を後押ししたい」としている。

同大学によると、武部教授は2013年、
iPS細胞から血管構造を持つヒト肝臓原基(肝芽)を作り出すことに世界で初めて成功。
肝芽の最適な培養・移植方法を見いだし、ミニ肝臓の大量製造にも成功した。

 こうした研究成果は科学雑誌「ネイチャー」に掲載されるなど、国際的に高く評価されている。

 また、デザインや広告の手法で医療情報を伝え、
健康行動を促す「広告医学」という考え方の普及にも力を入れているという。

 同大学が確認できた1973年以降では、学内で最年少の教授就任だという。

画像:教授に就任した武部貴則氏(横浜市立大提供)
https://www.asahicom.jp/articles/images/AS20180122002775_commL.jpg

朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASL1Q4TK6L1QULOB02B.html