IHIは、「液化メタン」を燃料に用いた次世代ロケットエンジンを2020年代後半にも実用化する。


 従来のエンジンよりも小型で、繰り返し使えるのが特長で、火星の探査などで長期の運用が期待できる。
将来、「宇宙旅行」が、より身近になっていく可能性も秘める技術だ。

 IHIが実用化するのは、「メタンエンジン」と呼ばれ、メタンを液化して燃料に用いる。
現在、主流の「液化水素」を燃料としたエンジンと比べて、推進力が大きく燃料タンクの容量が小さくて済み、
より多くの人や物資を運ぶことができる。

 ロケットやジェットエンジンの燃料として一般的な「ケロシン」と違い、
燃焼時に「すす」を出さないため、長く使っても配管が詰まらず、長期にわたって使えるメリットもある。

関連ソース画像
http://www.yomiuri.co.jp/photo/20180101/20180101-OYT1I50003-L.jpg

読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/science/20180101-OYT1T50007.html